*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。
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信頼と裏切り(暁)
謎の女性マギの情報を集める

よお。**か。
アーデンが声を潜める

実は、あんたが教えてくれた、あの謎の女について考えていたんだ。
そこで、あんたに折り入って頼みたいことがある。今、時間はあるか?
→話を聞く |

助かる。実は、前回、あんたが話してくれたことを俺なりに考えてみた。
あんたが沼地で出会った謎の女は、暁の兵団と仲良くしたいと言っていたんだよな?
そして謎の女は、「大事にはしたくない」という理由で、あんたを協力者として選んだ…。
だが、その真意が俺には見えねえ。
相手は姿を消せるような不思議な力を持ち、暁の兵団も掴んでいない情報を多く持っている。
あれほど厳重に俺たち暁の兵団が見張っていた「髪飾り」も、その女の仲間とやらが、いとも簡単に持ち去った。
幾重のトラップにも結界にも、なんら痕跡を残すことなくな…。
そんな力を持っている連中が、「暁の兵団と友好関係を結びたい」なんて、かなり怪しい話じゃねえか。
そう言ってアーデンは冷ややかに笑った

連中の真意、そして正体…それを探れるのは、謎の女と接触できた**、あんただ。
今までの実績を考えても、あんただけなんだよ。
謎の女に信頼され、相手の情報を引き出して来てもらいたい。連中の仲間になった振りをするんだ。
あんたが謎の女に関する情報を手に入れ、俺が裏で調べを進める。
相手の出方が分からねえ以上、もちろん、これは危険な仕事だ。
**の身の安全を考えて、暁の兵団は謎の女の捜索から手を引く。
捜索を諦めたってことでな。
つまり、これからは、あんた一人で謎の女と対峙するんだ。失敗すれば…命の危険も、考えられる。
だが、あんたならやれるはずだ。どうだ?
アーデンがにこやかに、こちらの肩を叩いてみせた。どうしようか?
→協力する |

さすがだな。あんたなら、そう言ってくれると思ってたぜ。
よし、じゃあ早速、謎の女に接触を図ってみてくれ。
ああ、そうだ。余裕があれば、でいいんだが。
ついでにピピンとセシリアの様子も見てきてくれねえか?
当然だが、二人には捜索を中止するとしか伝えてないんだ。
特に、ピピンなんかは思いつめていたからな。
あんたに様子を見てきてもらえると助かる。とりあえず港街マールケンへ向かってくれ。
あの街からなら、沼地も近い。まず、セシリアに会ってみてくれ。
それじゃあ頼んだぞ。

あ、**!聞いた?暁の兵団は、謎の女とやらを追いかけるのを止めたみたいだよ。
あー。これで、やっと、あのティモスから解放されるわけだ!せいせいするよ。
喜ぶセシリアだが、どこか元気がないように見える…

正直、結構悔しいんだよね。
私だって結構、尾行とか自信があったんだけどさ。何度も失敗してるから。
でも!これからは、最も得意な情報収集で何か調べて見せるよ!
いくつか気になる情報も耳にしたからね。
やっぱ、自分の足で情報を稼ぐのが一番だよ。さて、これから忙しくなるわ!
セシリアは意気込んでいるようだ。
そういえば、沼地にいるピピンの様子も見るようアーデンに頼まれていた…
さて、どうしようか?
→沼地へ行く |
(モンケ・リーロ沼地)
ピピンが沼地に立っている。何やら思いつめたような表情だ。…どうしようか?
→話しかける |
話しかけると、ピピンは驚くふうでもなく、青白い顔をこちらに向けた

あなたでしたか…。もしかして、アーデンさんから話を聞いて、僕の様子を見に来てくれたんですか?
…僕は大丈夫です。アーデンさんの考えも理解できるんです。
あの後、僕は沼地の隅から隅まで舐めるように調べました。
ただ、足跡どころか何の手掛かりも見つからない…。その時に何度も考えていたんです。
僕の前に2度現れたあの女性は、謎が多すぎる。
暁の兵団で警備していた髪飾りを取り返したり、鍵の場所を教えたり…。
何よりも、沼地で会ったというのに、服のどこにも泥がついていなかった。
もしかしたら、足跡なんて残すわけがない、そんな怪しい力を使う人なのかもしれない。
つまりは、あの女性が僕に会おうと思わない限り、彼女に会うということはないんです。
…次に、あの女性が僕を利用しようと思わない限り…。
ピピンは、謎の女に予告めいた手紙と、鍵の在り処を記した地図を渡された
2回も謎の女に会っていながら、未だに手掛かりが掴めないまま、捜査が中止されることに落胆しているようだ

口惜しいですが、捜索中止は、仕方がないですね。
…でも、僕なりに捜索は続けるつもりですけどね…。
深刻そうな顔をして呟いたきり、ピピンは黙り込んでしまった…
これ以上、反応は望めそうにない。さて、どうしようか…?
→謎の女を捜す |
謎の女とは、沼地で何度か会っている。沼地で彼女を探してみよう…
(沼地の奥)

あら、こんにちわ。
謎の女は、こちらを向いて微笑んだ。だが、その瞳は何の感情も含んでいないように見える…

ふふ。どうやら、約束を守ってくれたみたいね。
暁の兵団とやらが、私の周りをうろつかなくなったわ。
だって、私の姿は今、あなた以外には見えないのだもの。
諦めるのが当然よね。ふふ、あなたは実力と信用を勝ち得たわ。
あなたの信用に、どう応えればいいかしら?
謎の女は何でもなさそうに言った。どうやら、アーデンに真実を話したことは気取られていないようだ…
今なら、何か謎の女から情報を聞き出せる気がする…。さて、どうしようか?
→謎の女について →呪いについて →鍵の欠片について |

そういえば、自己紹介してなかったかしら。名前なんて何の意味も持たないけれど。
私の名は、マギ。これからよろしくね。**さん。
マギ、と名乗った女は、静かに瞳を細めた。暗い夜の海のように読めない瞳だ…
マギは視線をふいに外して、滑るように饒舌に語りだした

呪いは闇の力。それは英雄たちに滅ぼされた魔王の力。そう、聞いたことはあるでしょう?
呪いは混乱と災いを招く。来るべき時に備えて。
それが、魔族たちの狙いなのよ。
魔族…冒険者アリシアを異界に飛ばしたというレフェルや、何度か刃を交えたガルギスも魔族と名乗った

私と私の仲間は、以前は「鍵の欠片」を集めていた…。そのたびに魔族が行く手を阻んできたわ。
奴らは…魔族は血眼になって鍵を求めている。
魔族は鍵を求めながら、世界を混乱させるために呪われた物を人間の手に渡るようにしている。
誰かが、呪われた物だと知らずに触れると、呪いにかかる。
呪いの力に負けると、苦しみながら溶けてしまうことがある。
もしくは、死者となり、永久にこの世に留まり続けたりもするわ。
暁の兵団の目的…あなた知ってるわよね?
→知ってる 知らない |
![]() マギ
魔王に関する情報を求めている暁の兵団の行動は、魔族にとって目障りなの。 |
知ってる →知らない |
![]() マギ
暁の兵団は、魔王に関する情報を求めている。 |

だからと言って、魔族を放置しておくと…人間にとって最悪な事態が来るとも限らないわ。
マギは微笑んだ。その笑みは、どこか楽しそうだ…

だから、暁の兵団と友好関係を結びたい。私たちは、そう思ったの。
そして、あなたに架け橋として存在していて欲しいの。分かるかしら?
マギは目を細め、こちらを見つめた

私の仲間がね。たまたま、呪われた物を見つけたの。あのルッカ森にあったらしいのよ。
探してみて。見つけた物を暁の兵団に報告して、調べれば、興味深いことが分かるはずよ。
いいこと?あなたが、骸骨を見つけたルッカ森からさらに奥に、西側のルッカ森がある。
その、西のルッカ森の南の方。そこに墓場があるの。何の墓かはどうでもいいけれど。
そこに、それは在るはず。あなたなら見つけられるわ。
そうね。特別に、東のルッカ森の入り口まで送ってあげる。そこからは自力で、西の森へと抜けてちょうだい。
マギは大理石のように白く細い指を唇にあてた

ただし、引き続き私のことは伏せておいてね。それでは、幸運を祈るわ。またね。
(ルッカ森西の奥)
最近掘られたように、土が柔らかい…。墓場のようだ
もしかして、マギの言っていた呪われた物が見つかるかもしれない。どうしようか?
→慎重に掘る |
柔らかい、黒い土を慎重に掘ると、少しずつ土が冷たくなってきた。なぜか、指がかじかんできた…
…見てみると、土の下には白い何かが埋まっているようだ
掘り進めていくと、気のせいか、辺りがひんやりと寒くなってきたように感じる…
さらに掘り進めると、大部分が露出してきた…
鎧だ…!
しかし、立派な白い鎧は、大部分が空気に晒された途端に、青白い炎を放ち始めた…!
勢いを増して燃える炎は、しかし全く熱くない…。
それどころか、先ほどまで感じていた寒気と嫌悪感が身体中を蝕むようだ…!
炎は、どんどん大きくなっていく…!どうしようか?
→土をかける |
掘った土を鎧にかけた…!すると、寒気はおさまり、嫌な気配もすっかり立ち去ったようだった
あれは、マギの言っていた呪われた物に違いない…。今は、触れない方が良さそうだ
調べたら、何かが分かるのだろうか。とりあえず、アーデンに報告しに行こう

よお。**か。
アーデンは声を潜めた

どうだった?何か分かったか?
アーデンに、謎の女の名前がマギであるということと、鍵の欠片と魔族の話を始めた…

ちょ、ちょっと待ってくれ。どういうことだ…少し整理しよう。
俺たちが追っていた謎の女は、マギという名前で、仲間と鍵の欠片を集めていた。
魔族も鍵の欠片を求め、来るべき時のために呪いの品を世界に散らばしている…。
来るべきときってのはまさか…な。
アーデンの顔が険しくなる

とにかく、滅ぼされたはずの魔王復活の予兆ともとれる事象が、最近顕著に見られるようになった。
それは、「鍵の欠片」が大きく関係しているということだな…。そして、魔王の得意とした「呪いの力」。
それで世界を混乱させる。まさか魔族は…魔王復活に備えて…。
アーデンは重い溜め息を吐いた

こいつは、ますますヤバいことになってきやがったな…。
俺たち暁の兵団が保管している「鍵の欠片」を、魔族は、死に物狂いで探しているに違いない。
俺たちは全精力を尽くして「鍵の欠片」を守りながら、探し集めなくてはならない。
…いつか魔族とは、どこかでかち合うかもしれねえな。戦いは避けて通れないってことだ。
アーデンはニヤリと笑った

マギ…という、謎の女から、これほどの情報を集めた。
あんた、やっぱり情報収集の才能があるな。
おっと、プロのセシリアに聞かれたら怒られるか。
アーデンは少し笑って、すっと真面目な顔になった…

いや、あながち冗談とも言えないが、まさか、まだ情報を得ていたりするか?
そういえば、ルッカ森での探索の話をしていなかった気がする…。ルッカ森で見つけた…
→古い鎧 |
マギに教えられた呪われた品の在り処で古い鎧を発見したこと。そして、鎧は、青白い炎に包まれていたことを話した

呪われた鎧だと…?
アーデンの顔が強張る

…それも、まさか魔族が散らばらしている呪いの物なのか…?
マギは、「たまたま」仲間が見つけたとい言っていたんだよな?ちくしょう。ますます怪しいな…。
アーデンは、どこか吐き捨てるように言った
…! 気のせいだろうか。一瞬、何か視線のようなものを感じた気がした…
アーデンに視線を戻すと、神妙な顔をしながら頷いている

…分かった。ありがとう。
呪われた鎧は、呪いの専門家、オーウェンに回収と調査に協力してもらう。
慎重に、だが可能な限り、急いで調査を進める。
それと、「鍵の欠片」の探索にも力を入れる。何か分かったらあんたに知らせよう。
また謎の女、マギと接触してもらうかもしれねえ。その時は頼んだぞ。
(100000BasePt/JobPt)