*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。
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暁と黄昏(暁)
王宮から届いた「大釜」を完成させて古代の巫女を解き放とう!
前:巫女と鳴弦
後:舞い込んだ依頼(暁)

よぉ、あんたか。アルフレドの手配で、さっき王宮から「大釜」が届いたんだが…。
→詳しく聞く |

古代王の墳墓で見つかったという「大釜」なら、古代の巫女を移動させられる。
初瀬以外の身体があれば可能だと俺は睨んでいる。
問題はどうやって、その「新しい器」を作るかだが…俺にひとつ考えがある。
アーデンは、にやりと笑ってみせた

「大釜」が発見されて以後、気味の悪い事件が続いていると言ったのを覚えているか?
→覚えている →忘れた |

首都周辺、各地でモンスターが暴れだしたんだ。
騎士団が鎮圧に向かったが、苦戦している…とも聞いている。
ある団員の話によると、暴れているのはどうやら「死者の軍団」らしい。
「大釜」にまつわる、「死者を蘇らせる、命を吹き込む」とかいう話…。
まったくの偶然でもない、きな臭さを感じるだろ?
死者の軍団が落とすという宝石「トパーズ」。こいつを集めてみれば分かるはずだ。
俺は、他にも情報をあたってみるから、あんたには「トパーズ」を集めて欲しい。
とりあえず20個集まったら、持って来てくれ。さっそく向かうか?
→さっそく向かう |

分かった。相手はかなり手強い。
あんたなら大丈夫だろうが、用心はしておくに限る。
それじゃあ宝石の「トパーズ」20個だ。頼んだぜ!
(首都近郊)
(素材収集)

よぉ。**。なんか、他の冒険者も何人か討伐に向かっているみたいだな。
「トパーズ」をアーデンに渡した

お!もう集めたのか。さすがだな。
ふいに、手首が重く感じる…見ると、「腕輪」が鈍く光っている

おい…それって「ケテルの腕輪」ってヤツじゃないか。あんた、まだそんなものはめてたのか。
謎の女「マギ」に渡された「ケテルの腕輪」は、「トパーズ」と共鳴するように光り続けている

あんたがイズモにいる間も、暁の兵団の方で、マギって女の足取りを追っていた。
しかし、得体の知れねぇ力と仲間を持った相手でな。はっきり言って進展はなかった。
あの時に、「生命のセフィラ」とかいう何かを腕輪から抜き取ったって、言ってたな。
イズモ行きを**に頼む少し前だったか…。しかし、こいつはいよいよ…。
アーデンは早口に呟く…腕輪は少しずつ光を失っていく

おっと…考えこんでる場合じゃないな!これの成功が「初瀬」の命に関わる。
この「トパーズ」を大釜にはめるか、ぶち込めば、反応が得られる…と、いいんだがな。
珍しくアーデンが声を落とす。その声は少し自信なさげに響く

いや、上手くいくはずだ。
以前、あんたが王室研究員「オーウェン」のところで、古代レーム王朝の書物を解読したように。
アーデンは緊張気味に笑った。どうしようか?
→大釜に入れる! |
古びた大釜の中に、「トパーズ」を投げ入れた…

…!
大釜の中から、光がもれ出てきた
覗き込むと、何かしらの力を帯びているように、怪しい光が渦巻いている…
まるで…何かが生まれ出ようとしているようだ

こいつが…古代王の…?薄気味の悪い光だな。
これで完成かは分からないが…。時間がない。イズモへ急ぐぞ!
(黒鷲城下街)

**!兵団員に城内を見張らせていたが、そろそろ限界だ…!
初瀬と魔族レフェルのもとへ急ごう!
(隠し部屋)
弓らしきものを持っている魔族レフェルが、聞いたことのない言葉で詠唱を続けている

…儀式はまだ続いていたようだな。
**。レフェルに気づかれないよう、「初瀬」…いや、「音羽日女」(オトワヒメ)に話そう。
うつろな瞳をした初瀬から、「音羽日女」の声が聞こえる

**か…。不思議な力を感じるな。
闇をまといし力。
イズモの大地が引き裂かれ、音羽の力が消え去ったその時に感じた…闇の力ぞ。
「大釜」を見せた

奇妙な術よな…。だが強い。
**…鳴弦の「弦」を持っておろう。手渡しておくれ。
「弓の弦」を渡すと、今まで微動だにしなかった初瀬の指が動いた

…っく!弦だけでは厳しいが、これで少しは魔の力を抑えられよう。
初瀬の腕が少しずつあがっていき、「大釜」の方へ差し伸べられる

音羽に流れる気高き血をなめるでない…。
「音羽日女」は「大釜」に向かい、手で空中に不思議な形を描いていく

臨…皆…前…!
「音羽日女」の声に呼応するように、「大釜」の光が強まり、人のような形になっていく!
初瀬の倒れる音がし、ローランドが彼女に駆け寄ったのが見えた…

なにごとだ!
レフェルが詠唱をやめ、こちらを振り返る
…!遅かったか…!
大地の底から、轟音が響いている!
この大地の怒り方は…「ミタマノオロチ」。

古代の巫女を解き放っただと…?
貴様!一度ならず二度までも!
「鍵」は渡さん!ここで朽ちるがいい!

**。化け物はこっちで何とかする…!あんたはレフェルを頼む!
いつの間にか、屈強そうな冒険者たちが並んでいる
暁の兵団のメンバー全員がついに揃ったようだ…!

最早手遅れよ!ここは忌まわしき暁の兵団の墓場。魔王様復活の手始めだ!
冒険者よ!以前は不覚をとったが、貴様も異界へと飛ばしてやろうではないか!
あの小生意気な女冒険者のようにな!
(レフェルを倒す)
レフェルが倒れながら吐き捨てるように言った

貴様、さえいなければ…!今頃、古代の力は、「鍵」は我の手にあったものを…!
だが、これで終わりと思うな…!
シオン様が必ずや、我らの時代を…魔王様を…!
うがぁぁぁああ…!
レフェルは力尽きるように灰となり消え去った…

やったね!しかし、魔族レフェル…怖ろしい相手だった。
ローランドは、気を失った初瀬を守るように抱きかかえたまま話している

今、**が奪い返した「鳴弦」があれば、ミタマノオロチを封印できるかもしれない!
さぁ!**!…すべてを終わらせに行こう!
暁の兵団員がミタマノオロチと戦っている!
激しい攻防戦が繰り広げられている中、「音羽日女」の声が聞こえる…!
鳴弦を返してもらうぞ。
「鳴弦」の弓が浮き上がり、音羽日女の手に収まった
我が王「八千那主」様とともに戦って以来だなミタマノオロチよ…。
千年ぶりの地上が恋しかろうが、お前には再び眠りについてもらおうぞ!
音羽日女が、鳴弦の弦を引き、音を鳴らした
ミタマノオロチのまわりに光の結界が現れる
ミタマノオロチはもがくように、長大な身体をくねらせ、地面へと叩きつけた
地面が割れ、大地が震える…!
音羽日女は、体勢を崩しながら、舞いのようなものを踊っている
結界の光が強くなっていき、巨大な爆発を起こした!
地割れのような音とともに、少しずつ視界がはっきりしていく
…音羽日女が立っている…
愚かな大地の神よの…。
音羽日女の声が静かに響く
…音羽もいまひとたびの眠りにつこうぞ。
**…有り難き者よ。達者でな…。
音羽日女の声が…消えた

よぉ…魔族レフェルを倒せたみたいだな。助かったぜ。
…あと一歩遅ければ誰ひとり生き延びなかっただろう。
アーデンの顔には疲労の色が濃く見える

だが…。
アーデンは背後を振り返りながら何かに耐えるような顔をしている

被害は少なくなかった…。
…どうやら、暁の人間で生き残ったのは…俺とローランドだけらしい。
俺はもう少し、生存者がいないか見てまわる。あんたらは、先に城下街に戻ってくれ。
あとで…首都エリシアで会おう。
ローランドの腕の中にいた初瀬が、ゆっくりと目を開いた

初瀬!

…。
初瀬は、まばたきを繰り返しながら、か細い声でローランドに話しかけた

ローランドさ…ん?ああ、よかった。
私とっても怖かったの。暗い部屋に…ずっと閉じ込められてた…。
初瀬の肩が震えている

初瀬…すまなかった。もう心配ない。一緒に帰ろう…。
初瀬は小さく頷いた
(黒鷲城下街)

やぁ。**。
ローランドは頭の後ろを掻いている

黒鷲城では、平静さを欠いてしまってすまなかった。
今回、これほどの騒動になってしまったのはオレの調査員としての力不足だったと痛感しているよ。
被害も多く…初瀬にも、怖い目にあわせてしまった…。
しかし、魔族の企みは破れ、イズモの街も平和を取り戻した。
しばらくは怖ろしい事件も起こらないだろう。
イズモでの任務も終わりだが…実は…。
ローランドは咳払いをした

オレは、イズモに残ろうと思っている。
王宮を出てから世話になってきた暁の兵団も…。
ローランドは口ごもった

だから、オレは、もう少し、イズモに残って…。
今回、不甲斐なかった分、そして、初瀬を守れなかった分…。
これから彼女を守っていきたいと思う。
照れくさそうにローランドは続けた

だから、ここで**とはお別れだな。
今までありがとう。本当に…いろんなことがあった。
これから、**はアーデンに会いに首都エリシアへ戻るんだろう?
それから世界を旅するんだろうな…。たまには会いに来てくれよ。
これは…オレから渡せる最後の調査費だ。
ありがとう。元気でな。
あ。首都に戻る前に初瀬にも挨拶していくといい。お礼を言いたいと言ってたから。
(700000BasePt/JobPt)

あ、**さん。助けてくれてありがとう。
初瀬は、にこりと微笑んだ

あれからローランドさんが、つきっきりで看病してくれて…。体調もだいぶよくなったの。
でも、不思議…。
初瀬は自分の手のひらを見た

あの力は、どこかに消えてしまったの。
たぶん、いにしえの巫女さまが一緒に持って行ってくれたのね。
それからすごく気分も晴れやかなの。
まるで…長い夢から覚めたみたい。
初瀬が嬉しそうに微笑んだ

私…これから、もっと、かむろの修行頑張って…。
いつかまたローランドさんのお役に立ちたいの。
笑みを浮かべたまま、初瀬はこちらに手を差し出した

ふふ。異国の人は、手と手で挨拶するのよね。
初めて会った時みたいに「握手」でお別れね!
初瀬の手を握った
かつて感じたような身体を駆け巡る、しびれるような感覚はない

本当に消えたの。不思議でしょ?
それじゃあ、お元気で…**さん。
(王宮前広場)

よぉ。**か。あんたを待ってたぜ。
? |

いや、その前に…。
アーデンの表情が少し曇る…

実は…。暁の兵団は「解散」することとなった。
イズモで生存者が見つからなくてな…。事実上「壊滅」したってわけだ。
「魔王」の復活を阻止するっていうのは、それほどまでに危険な任務だってことだ…。
倒れた兵団員も、そこんところはよく分かっている。
…無念…だがな。
小さく息を吐き出した後、アーデンが胸を張る

だが、まだ戦いは終わっちゃいない。俺は兵団を立て直してみせる。
アリシアも探し出してな…。それについて、あんたに頼みがある。
おっと、その前に受け取ってもらいたいものがある。
(暁の剣をもらう)

暁の兵団の剣だ。ザインの紋章があしらわれている。勇士ザインは俺の故郷の英雄でな。
かつての暁の兵団の象徴であり、これから生まれる新たな暁の兵団も背負っていく、勇者の紋章だ。
新たな組織となっても暁の兵団が存在していたこと、覚えていて欲しいと思ってな…。
あれが見えるか?
アーデンが背後にそびえる塔を指差した

エリシア王宮だ。あそこにエリシア王国のトップ…フェビウス2世陛下がいる。
国王直属「暁の兵団」の壊滅。この事実に国王は頭を悩ませている。
魔王復活を阻止できるのかが最大の問題だからな…。
アーデンは、こちらに向き直った

今回のあんたの活躍は、国王に報告してある。
俺は暁の兵団を立て直したいと申し出たからな。
あんたには直接、なにやら話が舞い込むかもしれん。俺たちの「探し人」の話がな…。
まぁ、まだ分からんがな。また機会を見て来てくれ。
前:巫女と鳴弦
後:舞い込んだ依頼(暁)