*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。
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激昂する岩肌の竜
フォーゲルブルグの住民に話を聞こう
前:墓場での再会
後:怒りのハイネスドラゴン

龍の墓場から溢れ出てくる前にスカルドラゴン共を一掃しようとしたんだが…市長から止められてしまってな。
戦いはいつも2手3手先を考えて行うものだが…お偉い市長にはそれがわからんのだ。
手間をかけさせて申し訳ないが、可能なら、もう一度龍の墓場へ様子を見に行ってもらえないか?
今出現しているスカルドラゴンの数を報告すれば、市長も傍観ばかり決め込んでもいられなくなるはずだ。
お偉方を納得させるには、数字を見せるのが手っ取り早い。
だが、私の部下が行ったのでは虚偽の報告と疑われる可能性もある。
それに久しぶりの大きな戦だ。傭兵隊のものには充分な準備をさせたいのでな。
頼めるか?
→はい |

ありがたい。何卒頼む。すぐに向かってくれるか?
→はい |

よし。では、頼んだぞ。
再び、龍の墓場に入った
甦ったドラゴンで峡谷は埋め尽くされているかと思ったが
なぜだろう 一匹のスカルドラゴンも見当たらない
最初に訪れた時と同じ、荒涼とした雰囲気だ

我が名は激昂竜フェルグニ…。
太古の血を今に受け継ぎし至高の竜だ…。
噴火の前の地響きのようなその声は、硫黄の臭気を含んでいる
目の前のドラゴン、フェルグニが、激しい怒りをその体内に留めているのは誰の目にも明らかだ

これは…人間よ、お前達の所業か…?
否定する →肯定する |

認めたな…!愚かで浅ましい人間め…!!だが、偽らず愚行を認めたことは評しよう…!
我らハイネスドラゴンの英知にかかれば、偽りを見抜くことなど造作もないことなのだからな…!
フィルグニは忌々しそうに地面に刺さったままの大剣をにらみつけた

どう偽ろうと無駄なこと…。我はこの剣を、100年前に一度見ている…!!
見紛うものか…!これは魔王を封じた人間のうちの1人が所持していたものだ…!!
これほど明確な盟約破棄があろうか…!?滅亡が望みならば我が怒りをもって応えてくれよう!!
この地に眠りし祖霊の魂を汚したばかりか、骸をもてあそんだ罪、千の死を持ってしても償えぬ…!
この地より人間を完全に排斥してくれよう…!!
人間よ、我が怒りを伝えるがいい…!
3日くれてやろう…!翼を持たぬものへのせめてもの慈悲だ…!!
3日の後、この地に残りし人間は全て灰になると思え…!!
人間よ、我が怒りを伝えるがいい…!
ウィレム市長に龍の墓場であったことを説明した

は、ハイネスドラゴンが…、こ、この街を…!?
ウィレム市長はガクガクと震えだし、その場にガックリと膝をついた

終わりだ…。何もかも、終わった…。
に、逃げましょう!!傭兵隊が戦うと言うなら止めはしませんが、僕は逃げますよ!
正気の沙汰じゃありません!!ハイネスドラゴンと戦ってまでこの地に留まる理由なんて…あ!
市長は何かを思い出したらしく、一瞬、動きを止めた

ああ…そうだ…。僕にはハイネスドラゴンとの約束が…。
しばらくブツブツと独り言を呟いた後、青い顔のまま市長は立ち上がった

や、やっぱり僕は残ります。最後の一人が避難するまでは…。それが市長の義務ですから。
ああ、でも…。この状況じゃもうそれも…。一体どうしたら…。
市長は虚空を見つめて、一人、考え込んでしまった
カーリンに龍の墓場であったことを説明した

まずは貴殿が無事戻って何よりだ。その話、よく伝えてくれた。
なるほどな…。これが魔族の企てていたたくらみだったというわけか。
人間とドラゴンを戦わせて双方を弱体化させようとは魔族め、さすがに姑息な手を使う。
その魔族が使っていた大剣、ドラゴンの屍を動かしたというそれが魔王を封印した12英雄の武具なら…。
ハイネスドラゴンの誤解を解くのはもはや難しいだろうな。我々も、覚悟を決める必要がありそうだ。
カーリンは、凛とした声で近くに控える傭兵たちに声をかけた

事情が変わった!3日後、ハイネスドラゴンがこのフォーゲルブルグに飛来する!!
今こそ我らの存在意義を示す時だ!総員戦闘準備!!
我らデュナン傭兵隊の全力をもって迎え撃つぞ!!
ハイネスドラゴンと戦う。衝撃的なその内容に、一瞬傭兵たちは静まり返ったが
おおおおお!!
皆一斉に立ちあがり、自らを鼓舞するように声を上げた
カーリンは逞しげにその姿を見やる

…ある程度の腕を持つ傭兵ならば、傭兵稼業など何処の地でもやれるものだ。
にもかかわらず、彼らはこのフォーゲルブルグの地を選んだ。ドラゴンの暴れ狂うこの地をな。
最強のドラゴンと相まみえる…。いつか来るであろうそんな日を、彼らは心待ちにしていたんだよ。
とはいえ相手はハイネスドラゴンだ。普段通りの備えでは心もとなくもある。
『傷薬』をそうだな、200個ほど手に入れてきてはもらえないだろうか。
相手はドラゴンの中でも屈指の存在だ。万全を期するに越したことはないのでな。
しかし、だ。ドラゴンと人間の衝突が魔族の目論見だとするならば、我々に武器を提供したのは…。
人間側がそれだけ『弱い』と判断したということか。…我々も舐められたものだな。
(アイテム入手)

助かる。傭兵隊の準備も、この街の防備も、9割がた整った。
それにゲルハルトが、このフォーゲルブルグの地下に外への抜け道を見つけたそうでな。
そこを通れば、ドラゴンたちの縄張りからかなり離れたところへ出られるそうだ。
脱出の遅れた市民の警護に割く予定だった人員を、全て戦闘に回すことができる。
慢心するつもりはないが、これだけ状況が整っていて、勝てぬ相手がいるはずがない。
絶大な力を持つとは言ってもハイネスドラゴンは竜王デュナンが一度倒している相手だからな。
我々がデュナンと同じ人間で、フェルグニというドラゴンがハイネスドラゴンである以上…。
そして我々がドラゴン討伐の専門家、デュナン傭兵隊である以上…。
我等にも十二分に勝機がある!!皆の者、剣を抜け!栄光ある勝利のために!!
うおおおおお!!
ゲルハルトに龍の墓場であったことを説明した

なるほどねぇ…ようは墓暴きしてたツルハシを、墓守のドラゴンに見つけられちまった、ってことだよな。
しかもこれ見よがしに『これは人間の持ち物です』って書かれてるヤツをよ。
ま、俺らは魔族の奴らにまんまとハメられちまった、ってわけだ。ハッハッハ。やってくれるじゃねえか。
取り返しはつかんだろうさ。ドラゴンってヤツはああ見えて信心深い。自分っていう神を信じてやがるんだ。
奴らに言わせりゃいつだって自分は正しいんだ。奴らは間違うなんてことはねえんだよ。
仮に間違いがあったとしても、あの圧倒的な力でねじ伏せて、全部正しくしちまうからな。
今回だと、このフォーゲルブルグがさら地になれば、ハイネスドラゴン様は正しかった、ってことになるわけだ。
ま、そんな単純だから魔族にいいように弄ばれちまうわけだが…。
どうすんのかね。我らがフォーゲルブルグの面々は。
市長サマは断固反対するとして、カーリン傭兵隊長はやる気満々なんだろ?
だったら俺達密猟団も助太刀するぜ。狩ったドラゴンの数じゃ傭兵隊にも引けはとらねえからな。
…と言いたいところだが、アレなんだよな、武器がよぉ。
スフィアの女には結局のところ会えずじまいで、俺達の持ってる魔剣は壊れやすいままなんだよ。
普通のヤツならともかく、ハイネスドラゴンとこの武器でやりあうのはさすがに自殺行為だろ?
カーリンのとこのヤツラは何人か修理した剣を持ってるそうだからな。今回はサポートに徹したほうが良さそうだ。
俺達は地下の抜け道から逃げ遅れた市民を逃がすぜ。
それが終わったら、地下から戻って背後からドラゴンを攻撃してやる。
街を守るような戦いは俺らには向かねえからな。戦いが長引けば間に合うだろ。
挟撃は戦闘の基本、ってな。さて、どこまでやれるもんかね。
カーリン達にも地下の抜け道は教えてある。ヤバくなったら逃げられるようにな。
デュナン傭兵隊も俺達密猟団も傭兵だ。騎士でもなんでもねえからな。ヤバくなったら尻尾を巻くのさ。
心配なのはカーリンくらいか。市長と同じくらい頑固者だからな…。
お前も戦うんだろ?カーリンが無茶しないように、見張っててくれねえか?
相手はハイネスドラゴンだ。倒したなんて記録は、それこそ竜王デュナン以来、ねえんだからな。

そういやあよ、お前はどうすんだ?
命がけでハイネスドラゴンと戦ってみてえ、ってなら話は別だがよ。
そうでもなけりゃ、このフォーゲルブルグを守るのにお前が命を張る理由はないよな?
→アリシアの無実を証明したい |

なるほどな。お前がフォーゲルブルグに来たのも、そのアリシアって女の手がかりを探してだったよな。
ウィレムあたりに責任を取れとでも言われたんだろうが、気にするこたあねえんだぜ?
俺達の街を俺達が守る。守れなけりゃあトンズラする。ただそれだけのことなんだからよ。
ドラゴンとの共存なんて、元々上手くいく話じゃなかったんだ。遅かれ早かれ、こうなったさ。
ま、手伝ってくれるってんなら大歓迎だがよ。
→カーリンが心配だ |

そうだな…アイツは俺も心配だ。
もっと肩の力を抜いて生きりゃあいいのにな。あれじゃ何のために傭兵になったかわかりゃあしねえ。
…ま、実際のところよ、俺ら密猟団は外からの援護になる。
もしお前がここに残って戦ってくれるってんなら、アイツが無茶をしねえように見ててやってくれ。
お前も危なくなったらとっとと逃げるんだぜ?命あっての物種だからな。
→ハイネスドラゴンを倒したい |

ははっ!言うねえ!さすがはこの俺を出し抜いた男/女だぜ!
だが気をつけな。ハイネスドラゴンは格が違う。そこらのドラゴンが束になってもかなわねえのは、お前も見たとおりだ。
一瞬でも気を抜けば即、死だ。
気を抜かなくたって、死ぬときゃ死ぬ。
ドラゴン退治の専門家として助言できることはたった一つだ。密猟団の極意でもある。よく聞けよ?
『ヤバイと思う前に逃げろ』だ。
…いいな?ヤバイとか思ってからじゃあもう手遅れってことだぜ?
いつでも逃げ出せる覚悟だ。それが持てなきゃ、ドラゴンと戦って生きてなんて帰れねえからな。
ベルタに龍の墓場であったことを説明した

ええーっ!?そんなの、フォーゲルブルグは関係ないじゃんっ!?
ドラゴンにとっては人間はどれもおんなじなんだね…。
ねえ、ハイネスドラゴンって、いちばん大きくて、いちばん強いドラゴンのことだよね?空は飛ぶの?
あはは。あたし達も、ドラゴンの見分けなんてつかないし、同じようなものかなぁ。
ううーん…。よくわからないんだけど、結局悪いのは誰なの?
→アリシア シオン |

それって、あなたが探してた人だよね?
なんでそんなことしたのかな…。この街はドラゴンともずっとうまくやってこれたのに。
でも、こうなった以上仕方がないよ…。逃げる準備をしなきゃだね。
大丈夫、この街の人たちはドラゴンの強さを他のどの国の人よりもよく知ってるから。
みんな、いつかこんな日が来るんじゃないかって、ずーっと思いながら暮して来たんだ。
だからね、逃げ遅れることはないと思うよ?
あ!そうだ!
荷車を作るのに、木材を集めてきてもらえないかな?
みんな欲しがるし、絶対今なら売れると思うんだ!!人助けにもなるでしょ?
「丈夫な木」を30本!ちゃんと買い取るから!お願い!!
(素材収集)

ありがとう!持ってきてくれたんだ!!
さっそく荷車、作り始めるよ!!
荷車があれば、少しくらい大きなものも運べるようになるから、みんなきっと喜ぶと思う!
商売道具を持ち出せれば、この街に戻ってこれなくても食べていけるもの!!

ここはもうじき戦場になる。貴殿も早くこの地を離れたほうがいい。
…貴殿も、我等と共に戦ってくれるのか?
いいえ →はい |

それは心強い…!!異国の冒険者である貴殿が奮闘してくれれば、傭兵隊の士気も上がる。
よろしく頼む。貴殿を…頼りにしている。

ひとつ確認させてください。そのフェルグニと名乗ったドラゴンは、褐色の火竜で間違いありませんね?
…ふむ。
……なるほど。
そうですか…。それなら、まだ僕との約束は…。
…。あ、い、いえ、大丈夫です。
色々と考えたのですが…。あなたも、ハイネスドラゴンとの戦いに、参加するべきですよね。
ハイネスドラゴンの怒りを買った原因は、龍の墓場に置かれた、屍を操るという大剣です。
その剣に魔力を送り込んでいた現場を、あなたは見ていたんですよね?そしてそれを止めなかった。
だとすれば、あなたもこのフォーゲルブルグを危険に晒した共犯者、ということになります。
もしもアリシアというその女性が無実で、故にあなたも無実だというのであれば…。
このフォーゲルブルグを守り、ハイネスドラゴンを打ち倒すことでそれを証明して見せてください。
もしハイネスドラゴンを倒せなかったとしても、少なくともあなたの行動に悪意がなかったことは証明できます。
この街は市民の財産です。戦っていただけるのであれば、公費から報酬も出しましょう。
デュナン傭兵隊と共に、このフォーゲルブルグを守っていただけますか?
いいえ →はい |

ありがとうございます。この街に暮らす市民を代表して感謝いたします。
私も精霊堂の司祭です。傭兵隊とあなたに精霊が微笑んでくれるよう、祈っておきますよ。

もう決戦まで日がありません。戦いの準備はよろしいですか?
→はい |

デュナン傭兵隊のほうは準備万端だそうです。
市民もほとんどは避難を終えていますので、あとは密猟団の人たちに任せておけば大丈夫でしょう。
…彼らの力を借りるのは納得のいかない部分もありますが背に腹はかえられません。
ハイネスドラゴンに勝てる目がありそうな間は、僕も残りますよ。
僕は市長ですから、この街を守らなければなりません。司祭として、精霊堂を守るのも義務ですしね。
戦いが始まればこの精霊堂を守ることに専念しますが、怪我をした際にはこちらへいらしてください。
…精霊のご加護を。
(1250000BasePt/JobPt)
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後:怒りのハイネスドラゴン