*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。
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依頼主のない依頼
港街にいる人物の正体を探る

よお、調子はどうだ?
この前、トリア聖域で見つかった例の光る石の欠片の件だが、まだどうも引っかかっててな。
なんであそこに賞金稼ぎのような輩が何人もうろついていたのか?
奴らがどこでそんな情報を手に入れたのか?
一番気になるのは、奴らがどの程度「鍵」について知っているか、だ。
いまマールケンにいる情報屋のセシリアに情報の出どころを探らせているところなんだが…。
どうも、調査が難航してるらしい。まだ報告は来てない。
あんた、もし都合がつくようならマールケンまで行ってセシリアの様子を見てきてくれねえか?
→マールケンに行く |

そうか。そいつは助かる。
俺の方でも、宿屋に泊まっている冒険者風の男たち数人から話を聞いてみるつもりだ。
そいつら、トリア聖域から戻ってきたらしい。
港街マールケンにいるセシリアから、何か新情報が入れば俺に知らせてくれ。

ああ、あんたか。どう、調子は?
こっちはなかなか大変だよ。相変わらずアーデンが面倒な案件を次から次へと振ってきてさ。
ようやく何人かトリア聖域に行った奴から話を聞けたんだけどね。
もうとんでもなくがめつい奴らばっかでさ、狙いは金だけ!
ちょっと話をするだけでも、あたしに法外な謝礼金を吹っ掛けてくんの。
あいつらみんな何も見つけられずに帰ってきたような情けない奴らばっかよ。途中でモンスターにやられたりしてね。
とにかく、そんな奴らを相手に、あれこれ報酬をちらつかせてさ。やっと話を聞き出してきたわけよ。
分かるでしょ?どんだけ苦労したか。
でね、やっぱりと言うか思った通りだったわ。
彼らは「光る石」については何も知らなかった。
あたしが聞いた中には、なんと「金塊」が出るなんて話を聞いて、トリア聖域まで探索に行った男もいたわ。
はあ?金塊!?何それ?って感じでしょ?
彼らがトリア聖域で出合った人たちもみんな探してる物がバラバラだったって言ってた。
「魔法についての古文書」とか、「賞金の掛かった盗賊団の男」とか。もうすっかり情報が混乱してるわけ。
でも、「光る石」を探しに行った人は誰もいないの。
みんないろんな物を探しに行って、結局、誰も目的の物を手に入れられずに帰ってきた。
何もねえ!騙された!って怒り狂う人もいたみたいだけどね。肝心の怒りをぶつける相手が見つからないわけよ。
どうやら、情報を仲介してる人間が何人もいて、出どころがわかんなくなってるの。
あたしも、いくらさかのぼっても情報源にたどり着けなかった。
これって、出どころが割れないように細工してるってことでしょ?
それで逆に分かったわけ。怪しいのは間違いないって。
誰かが何かを企んで、意図的に情報を流したってこと。目的は全く見当もつかないけどね。
まあ、調べれば調べるほど謎は深まるって感じね。
今のところ、あたしの方の情報はそんな感じ。
アーデンに伝えてもらえる?また新しい情報が入れば、知らせるよ。じゃあね。

よお。あんた、戻ったか。
うーむ…。そうか。なるほどな。
こっちでも、オーウェンの話を元に、宿屋に泊まってる冒険者風の男を何人か捕まえて話を聞いてみたんだ。
結果は似たようなもんだな。みんな金になりそうなガセネタを掴まされてトリア聖域に向かったようだ。
中には「宝の地図」なんてストレートな物まであったぜ。
どうしようもねえな。そんなもんにまんまと騙されて負傷するなんてよ。
いくつかの追跡調査で、どうやら話の出どころは港の方だってことがわかってきた。
つまり、マールケンだ。
まさかセシリアの奴が小遣い稼ぎでもしてんじゃねえかと疑ってみたんだが、どうもその線はなさそうだ。フフフ。
調べたのがバレたら、セシリアに怒られちまうだろうな。
そう言って、アーデンはニヤリと笑った

実は今回の調査で、一人の怪しい男が浮かび上がってきたんだがな…。
こいつがまた謎だらけだ。あんたも知ってるだろう?マールケンにいるティモスという男だ。
俺は侍従長のアルフレドにも会って、ティモスについて聞いてみたんだが…。
やはり、アルフレドの方でもティモスには注目していた。かなり以前からな。
ティモスは元々王宮にいた貴族だ。ある日、何らかの事情で王宮を追放され、それ以来世界各地を放浪し始めたらしい。
だが、追放された原因については明かされていないんだ。
追放されるくらいだから、何か深い理由があったんだろうがな。
真相は侍従長のアルフレドでさえ知らされてねえんだ。
この件については、何か相当やばい話が隠されているに違いねえと俺は踏んでる。
もちろん、ティモスに聞いたって真相を話すなんて思えねえしな。
同じマールケンにいるセシリアも、あいつにはかなり苦手意識を持っててな。
何を聞いてもはぐらかされてばかりなんだと。
それでだ。あんたに頼みがある。あんたは確か…ティモスと話したことがあったよな?
あの時は、手ひどく騙されて魔族のいる洞窟に誘い込まれたと思うが…。
少なくともセシリアよりも、あんたの方が気に入られてるんじゃねえかと俺は思ってんだ。
悪いが、力になってくれねえか?
あいつが本当の話をするとは思わねえよ。
だが、もしかしたら今回の件に何らかの形で関わっていた事を仄めかすかもしれねえ。
我々が奴に注目していることを知れば、何か動きをみせるかもしれねえしな。
揺さぶりを掛けるためにも、頼まれてくれねえか?
あんたに、ティモスと接触してもらいたいんだ。
→ティモスに会う |

そうか。そいつは助かる。では、さっそくマールケンに向かってくれ。
あいつがまともに話をするとは思えねえが、何か話が聞けたら俺に報告してくれ。よろしく頼む。

ティモス
なんだ?私に何か用か?悪いが、君に話すことなんて何もないよ。とっとと、私の前から消えてくれないか?
思い切ってトリア聖域の件を聞いてみた。
でたらめな情報を流した張本人が、あなたではないかと疑っていることを…

ふーん…。おやおや。君はずいぶん失礼なことを言う人だね?
私は大いに気分を害したよ。いったい、そんなことをして私になんの得があるんだい?
君はなにか根拠があって言ってるんだろうね?
…ふーむ。まったく。
まあいいか。仮に私がガセネタを流した張本人だとしようか?
だが、なぜそれを君に率直に打ち明けなきゃならないんだい?
つまり、どちらに転んでも君が私に聞いてること自体がナンセンスだと言いたいんだよ。
ティモスは本当に気分を害しているのだろうか…?
なぜか、この状況を楽しんでいるようにも見える

ふーむ。そうだなあー…。ちょっと君に付き合ってやろうかな。
まあ、しかし、君が私に聞こうとしていることは、かなりムリがあることには違いないんだよ。
つまり、普通じゃ手に入らないような情報を、君はずいぶん楽して手に入れようとしている。
そういうことだ。フフフ、わかるね?私が言いたいことが。
タダではムリだってことだ。そうだな。金で解決するのもありだろう。だが、それは私の好みじゃない。
となると、残すところは、君が私のために何をしてくれるか。
そういうことになるんじゃないか?そうだろう?
ああ、そうだ!あの時、いろんな奴らが向かって行ったあのトリア聖域に行ってもらうとするか!
そこで鞄を一つ、見つけてきてもらいたい。
フフフ、あるといいがなー。見つけられなければ、見返りはないと思えよ。
君は多くの人をトリア聖域に向かわせた、情報源そのものを探しているんだろう?
だったら、まずは行ってみなければわかるまいよ。
どうする?鞄が絶対にあるとは保障しないが…行ってみるかい?
→行ってみる |

そうか!君なら、そう言ってくれると思ってたよ。
じゃあ、早速、お願いしようか。ただし、一つだけ約束してもらいたい。
この依頼を終えるまで、君はこのことを誰にも相談しないでくれ。お仲間にもな。
いいな?一人でやるんだ。
で、肝心の鞄の場所だが…。えーと、どこだったかな…。
トリア聖域の…地下1階…いや地下2階だったような気がするな…
いやいや待てよ。2階の東側、あるいは西側だったかなあ。
あ、いやいや。1階…。うーむ。
そうだ!たぶん、2番目に言ったのが正解だと思うよ。
フフフ、2番目。忘れちゃったかい?まあ、気長に探してみるがいい。
では、これで。君の幸運を祈るよ。
(トリア聖域地下2階)
この奥に、何かがありそうだ…
土が不自然に盛り上がっている…。何かあるかもしれない…!
土を掘り起こしてみると…、土の中から、古びれた革の鞄が出てきた。鞄には鍵が掛かっていて、開かない
港街マールケンにいる、ティモスに届けよう…!

ほーお!すごいじゃないか!今まで、いろんな奴に依頼したんだがなあ。
結局、ちゃんと持ち帰ったのは君が初めてだよ!
フフフ、見てごらん?この鞄の中身を。
ティモスはポケットから鍵を取り出し、鞄を開けた

ほらね!よーく、ごらんよ!フフフ、ちゃーんと「金塊」が入っているだろう!?
おや、これは何かな?
ティモスは、楽しそうに鞄の中からいろんな物を取り出し始める

おーう!これは、「魔法についての古文書」!ガセネタなんかじゃないじゃないか!
な?ちゃんとあったじゃないか!アハハハ。愉快だろう?
あれれ!?これじゃ、まるで私が情報源だと言ってるようなものか?
フフフ、まあいいや。君の頑張りに免じて、教えてやろうか?
そうだよ。この私だよ。情報をバラ撒いて、あのとんでもないゴロツキどもをトリア聖域に向かわせた張本人はね。
フフフフフ、ハハハハハ!
→目的は? |
![]() ティモス
おおーう!ズバッと来たねえ。いい質問だねえ。惚れ惚れとするよ。 |
→あなたは何者? |
![]() ティモス
私が何者かだって?ククク。そんなもの、私にだってわからんよ。 |

そろそろ、ほんとのことを教えてやろうか?
聞けば、他愛のないことさ。でも、びっくりするかもな。実はね…。
暁の兵団の方々が、いつまでたっても気づかないからさ。
ティモスはなぜ暁の兵団の存在を知っているのだろう…

彼らが、いつまでたってもあそこの「光る石」、つまり「鍵」に気づかないからさ!
彼は「光る石」や「鍵」についても知っているようだ…

フフフ、何を驚いているんだい?私が、いろんだことに精通しているからかい?
まあ、あれだけどうしようもない奴らがトリア聖域に出入りすりゃ、イヤでも注目するだろう?
それでようやくだ。ようやく、暁の兵団に協力してやってる君が見つけ出したってわけさ!
美しい結末だろう?まあ、私に言わせれば、彼らの情報なんて穴だらけだってことなんだよ。
フフフ、アハハハハ!悪いが、今日はここまでだ。
これ以上は、もう何も話すことはないよ。だが、ずいぶんサービスした方だろ?
もしかしたら、君にはまたいい情報を教えてやれるかもしれないな。約束は出来ないけどね。
フフフ、私は君を個人的に気に入ったよ。
「暁の兵団」に協力している冒険者としてではなくね、君を個人的にね。フフフ。
では、ごきげんよう。またの機会に!

えええー!!!なにそれ!?そんなこと言ったの?あの男!信じらんない!
それって、完全に馬鹿にしてんじゃないの?
うわぁぁ。でも、鍵のことあいつ知ってるんだ…。
しかも、なんで暁の兵団の存在まで知ってるのよ?いったい何様なの?あのティモスって奴!
あたしが話しかけても煙に巻くばっかのくせに…ったく!
と、不満が爆発するセシリア

ああ、頭にくる!でも、あんたよくそんなことあいつから聞き出せたよね。ビックリ!
ああ、それアーデンに早く知らせた方がいいと思うよ。たぶん、いい気はしないだろうけどね。
じゃあ、またね。ほんとに頭にくるわよね!

なんだと…!?あの野郎…本当にそんな事を言ったのか!?
ティモス…あいつは、いったい何者なんだ…。
暁の兵団は国王直属で結成され、特に存在されてねえはずなのに…。
なぜあいつには、我々の動きが見えてんだ…。
アーデンは、頭に来ると言うより、呆然としているようだ…

しかも奴は我々の知りえなかった光る石についての情報を確実に持っていたということだな?
しかも、それが「鍵」の一部だと知っていて…。
…どういうことだ?ティモスの奴は、なんでそんな情報を持ってやがったんだ…。
しかも、なぜそれを我々に教えようとしたんだ?
ダメだ。ちきしょう、奴の狙いがわからねえ。
アーデンはティモスの狙いがさっぱり理解できず、イラついているようだ…

わかった。とにかく当面、ティモスの野郎は、マークすべきだな。
俺たちの方でも目を光らせておく。
今回はご苦労だったな。貴重な情報をありがとうな。
(44000BasePt/JobPt)