Ellicia 潜入捜査!

*こちらはスマホゲーム「エリシアオンライン」のシナリオ文字起こし記事です。エリシアファンとして、通ってきた物語をいつでも見返せるよう残しているものであり、権利の侵害や中傷など、ゲームに対する悪意は微塵もございません。ただのファンブログとして見ていただければと思います。
*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。

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潜入捜査!

いよいよ自治会に潜入する

前:老職人の矜持
後:暗闇の潜入

 

ローランド
ローランド

やぁ、**。どうやら自治会の人間が君を探しているようだよ。
「御用聞き」としての商人の君に用があるみたいだね。
この件に関しては、君と初瀬に一任しているから、初瀬に会いに行くといい。
こっちの調査は…まだ、あまり詳しくは言えないが、進展はしているから心配しないでくれ。
それじゃあ、初瀬によろしくね。

 

初瀬
初瀬

あら、**さん。こんにちは…。

はにかむ初瀬…だが、どこか顔色が良くないようだ
初瀬は視線に気がついたように小さく微笑んでみせた

初瀬
初瀬

最近、自治会に何度か行ってから、ちょっと身体が重いの…。張り切りすぎちゃったせいかしら…
たぶん、慣れないことして、疲れてるのね。少し休めば、すぐに元気になると思うわ。
そういえば、自治会の人が今すぐにでも顔を見せてくれって言っているのよ。
腕利きの商人であるあなたに会いたいって。ふふふ。建物まで案内しようか?

→案内してもらう
初瀬
初瀬

分かった。体調は芳しくないけれど、案内くらいはさせてね。

 

(自治会部屋)

中年の男は、こちらの姿を認めると、手をこすり合わせながら笑顔を向けた

 
平八

きみか!いやぁ、初瀬というかむろから、話は聞いていたよ!
いいかい。きみを御用聞きとして、ここに呼んだのは、この私だ。
いやぁ、あの金細工は実に見事だった。
私は自治会の助役である平八。きみの「雇い主」であり、「口利きをした人間」だ。
皆とは挨拶をしたかね?この部屋の主は、イズモ自治会の副会長であらせられる源十郎殿だ。
源十郎殿は、会長が倒れられてから、遅々として進まなかった話し合いをまとめる方でね。
街の名士!とても立派な方でね。皆からも厚い信頼を受けているんだ!

平八は、源十郎の方をちらちらと盗み見ながら、大きな声で言った後、小さく耳打ちをしてきた

 
平八

…実際ね、新しい人間には厳しい方だから、無礼のないように頼むよ。ふへへ。

平八は顔を離すと、女性の方を手のひらで指し示しながら話した

 
平八

そして、書記の「たまき」とも話しておくといい。
大概の仕事は彼女から言い渡されるだろう。私もそれなりに忙しいからねぇ。
きみは、とりあえず書記に仕事があるか聞いてみてくれ。
きみが頑張ってくれれば、私の目利きも信用されるってもんでね。へへへ。とりあえず頼んだよ。

 

初老の男は、何も言わずにこちらを一瞥する
軽く眉根を寄せながら、男は咳払いをした

 
源十郎

新しい御用聞きか。助役が、どこぞのかむろに口利きを頼まれたとか言っていたな…。
本来、一介の商人が、イズモの全てを取り仕切る自治会に足を踏み入れるなど叶わぬこと。
私ほどの権力者にとってはまったく迷惑なことだ…。
下手な仕事をして、我々の邪魔立てはせぬようにな。

 

書類を手にしている女は、ぶつくさと何ごとかを呟いている

書記たまき
書記たまき

あらあら。忙しい忙しい。全ての記録を取っておくだなんて、忙しい限りだわね。
もう、どれがどの書類だかも…あら。
新しい御用聞きの方だわね。書記の「たまき」だよ。ここいらの雑多な書類を書き記すのが主な仕事だわね。
でも、自治会に出入りする、あなたのような商人の方の面倒を見るのもあたしの立派な仕事だよ。
この建物は古くて広いから、ここまで大変だったろう。しかも、この部屋は建物の中央に位置するしねぇ。
そうだそうだ。いいものを貸しておいてあげるやね。

書類の中に埋もれていた、冊子のようなものを、たまきがこちらに渡してくる

書記たまき
書記たまき

これは、この建物の見取り図でね。
とりあえず、これを持ってれば迷うこともないと思うねぇ。
さてさて。今、商人の方に手伝っていただけることなんてねぇ…。

たまきは、素早く書類をめくる

書記たまき
書記たまき

あ、そうだそうだ。この部屋なんだけどねぇ。自治会の建物の中央にある部屋なんだよ。
なのにねぇ。なんだか寒いんだよねぇ。
たまに書類も揺れているし…どこかから風が入ってんじゃないかね。
悪いんだけど、ちょっと見て回ってくれないかしらね。
ああ、副会長さまのお邪魔はしないでおくれよ。

 

(壁を調べる)

壁に手を添えてみると、何か嫌な気配が漂っている気がする
気配をたどりながら、壁を調べていく…すると、壁の一点で小さな緑色の何かが光っている
何かは分からないが、どこか魔法的なものを感じる…どうしようか?

→手で光に触れる
→足で光を蹴ってみる

光に届くと思われた瞬間に、ガラス細工が割れるような音を立てて、緑色の光が消えた…
光が消えたところには、先ほどまでなかった隙間が空いている
どうやら、向こう側から冷たい風が吹き込んでいるようだ…
しばらくすると、また緑色の光が隙間から差し込み、隙間が見えなくなった…
しかし、手を当てると、風は吹き込んでいるようだ
隙間のことを書記に教えてあげよう

隙間のある壁を見つけたことを教えるとたまきは書類をめくる手を止めて、驚いたような顔をした

書記たまき
書記たまき

あらあら。大変大変。そんなところに隙間が?まったく気づかなかったわ。
大工の方に話しておかないと。時間がかかるだろうから、とりあえず、穴だけでも塞いでおいた方だいいわね。
だって、建物の中の部屋で隙間風って気持ち悪いんだもの。
そうだそうだ。あなた、商人さんだったわね。
なんか、修繕に使えそうなものって手に入れられないかしら。
そうだわねぇ。「鉄鉱石」3個、「頑丈な革」1個、「戦矢」3個があればよいのだけど。頼んだよ。

 

(素材収集)

初瀬
初瀬

あら、**さん。

初瀬はまだ顔色が少し悪いように見える…

初瀬
初瀬

私は大丈夫。少しだけ、お稽古もお休みさせてもらっているから。**さんは、自治会へ行くのね?

こちらに向かって微笑む初瀬は、何かを感じ取ったように眉を寄せる

初瀬
初瀬

ごめんなさい。何か嫌な気配が…した気がしたの。きっと疲れてるせいね。
それじゃあ、建物まで案内しようか?

→案内してもらう

 

(自治会部屋)

書記たまき
書記たまき

あらあら。ありがとう。これで修繕できるわねぇ。あとで隙間を探さないと…。
大工の方に頼めるのは、だいぶ先になりそうだからねぇ。あぁ、忙しい忙しい。

たまきは、自分の肩をもみながら、何かを思い出したように、楽しそうな笑顔を浮かべた

書記たまき
書記たまき

そういえば、この部屋ってねぇ。変な噂があるんだよ。
いやね、たまたま夜中に、書類を取りに部屋に入った人間が聞いたらしいんだ。
他には誰もいないはずなのに、どこからか変な話し声が…ってね。
そして、その声を聞いた人間は、数日以内に消えてしまう…。
あはは。怖かったかい?なんてね。ただの噂話だよ。実際、私は何も聞いてないしねぇ。
ただ、何人かが聞いていて、みんなが気味悪がってるのは確かなんだ。

肩をすくめて笑いながら、たまきは書類に目を戻して軽く頷いた

書記たまき
書記たまき

さてさて、今日あなたに頼める仕事はこれくらいかしら。
ああ、見取り図は貸しておくよ。まだまだ覚えるのに必要だろう?なんといっても大きな建物だからねぇ。
それでは、とりあえず皆さんに挨拶したら、私に言っておくれ。失礼のないようにね

 

 
平八

書記のたまきから聞いたよ。さっそく仕事を始めて、上々の働きぶりだそうだね。いいねぇ。
だけど、この部屋に風が吹き込んでるなんてねぇ。まぁ、そんなことは大工に任せればいい。
きみの働きにはとっても期待しているからねぇ。これからも頼むよぉ。へへへ。

 

 
源十郎

御用聞きとして勤めるのはいいが…何か勘違いせぬようにな。
自治会の人間ではないのだから、あまり建物の中をうろつかれては困る。
一介の商人には理解できないだろうが、自治会は大変重要な仕事をしてるのでね。
しかし、壁に隙間があったとか。この建物も古いから…気をつけねばな。

 

書記たまき
書記たまき

あらあら。皆さんに挨拶を終えたようだねぇ。それでは、外まで見送りましょうか。
そうだそうだ。見取り図は落としたりしないようにね。またよろしく頼むよ。

 

ローランド
ローランド

やぁ、**。自治会の御用聞き一日目はどうだった?めでたく内部に潜り込めたわけだけど。

ローランドに御用聞きとしてやったこと、副会長、助役、書記について話した。ローランドは真面目な顔で頷いている

ローランド
ローランド

ふむふむ…そうか。
やっぱり、どうも新しい人間は自治会では歓迎されない雰囲気だね。副会長なんか分かりやすいね。
それにしても…誰も気づかなかった光の壁と隙間、夜中に聞こえる変な話し声の噂か…。
噂については、どう思う?

→お化けがいる
 聞き間違い
ローランド
ローランド

話し声ってことは、一人じゃないだろう?まさか…お化けが何人もいるなんて言わないよね?

 お化けがいる
→聞き間違い
ローランド
ローランド

その線もあるね。しかし、他の人間も聞いているっていうんだから、聞き間違いとは言えないんじゃないかな?

ローランド
ローランド

隣の部屋とか、廊下の方から聞こえた可能性が高いとは思う。
だけど…疑うほどでもないかもしれないけど…相手は、ヨソ者を嫌う自治会だからね。
調べれば、なにか面白いことが分かるかもしれない。
それにしても光の壁か…見間違いじゃないとすると…?

ローランドは考えるようにうつむいた後、こちらに顔を向けた

ローランド
ローランド

**は、これからどうするつもりなんだい?大きく動き出すのかい?

 御用聞きを続ける
 直接話を聞いてみる
→建物への潜入調査
ローランド
ローランド

潜入調査は…まだ危険じゃないかな?よほどの確証がない限り…。

ローランドに、書記のたまきから預かった「自治会の見取り図」を見せた

ローランド
ローランド

これは…見取り図かい?すごいものを手に入れたね。確かに、これがあれば潜入調査も楽になるだろう。
自治会の人間に見つからずに、内部調査を進められるかもしれない…。
…あれ?

見取り図の内容を目で追っていたローランドが、声を上げる

ローランド
ローランド

ちょっと、なんかこの見取り図、おかしい気がする…。いや、でもどこがおかしいのか…?

ローランドは、見取り図を見つめたまま考え込んでしまった
ローランドの持っている見取り図を覗き込んでみた…
イズモのインクで描かれた、建物内部の見取り図だ…
図面の中央に、副会長の部屋がある。それを囲むように、広間や書斎などが描き込まれている…すごい部屋数だ
廊下も入り組んだ作りになっていて、中央の部屋は、土台を支える役目なのか分厚い壁がある…

→壁が厚い
ローランド
ローランド

壁が厚いのは…え?…本当だ。
中央に位置する、副会長の部屋の壁一箇所が、妙に厚い…書き損じか?
いや、**の言うとおり、ここはおかしい。
これは…確かに、少し探ってみる価値はあるかもしれない。もしかして…隠し部屋、なんてね…。
うまくいけば…。何かが見つかるかもしれないね。

ローランドは少し興奮した面持ちで、笑顔で頷いた

ローランド
ローランド

今から探しに行くと、怪しまれるだろうから、潜入するなら誰もいない夜中がいいだろう…。
オレの方で、自治会に人がいなくなる時間を探っておくよ。
こっちの言ってた調査の方も一段落ついたしね…。

ローランドが思い出したように、こちらを向いた

ローランド
ローランド

あ、そうだ。オレの調査について話してなかったね。
実は、街中にある結界の先、「千間洞窟」を調べていたんだ。
魔族の情報を集めていたら、この洞窟も危険な分、充分に怪しい場所だったからね。
少しだけ調べを進めていたのさ。この件についても、まとめておくから、今度説明するよ。
とにかく、「オトワ…なんとか」と言う名の古代の巫女だの…。
太古の魔獣だのが関わるような場所だ。
口入屋の「くれない」からも、そこらへんは聞けると思うよ。
彼女は冒険者を募って、その太古の魔獣「イズモノオロチ」を鎮めようとしているみたいだからね。
しかし、オレが調べていたのは、もっと怖ろしいものだったんだが…。もしかしたら、初瀬の…。
いや、この話は、また今度にしよう。
ああ、そうだ。調査費を渡しておくよ。今回もだいぶ進展が見られたしね。

(100000BasePt/JobPt)

ローランド
ローランド

**が、次に自治会に行く時はオレに言ってくれ。

それまでに、建物に出入りする人間を調べて、潜入に安全な時間帯を探っておくよ。
ただ、時間は空けた方がいい。向こうに用事がないのに、何度も足を運んでいると怪しまれるだけだからね。
調べがついたら、その時に、千間洞窟の話もするよ。それじゃあ。

 

前:老職人の矜持
後:暗闇の潜入

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