Ellicia 貴族の末路

*こちらはスマホゲーム「エリシアオンライン」のシナリオ文字起こし記事です。エリシアファンとして、通ってきた物語をいつでも見返せるよう残しているものであり、権利の侵害や中傷など、ゲームに対する悪意は微塵もございません。ただのファンブログとして見ていただければと思います。
*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。

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貴族の末路

港街マールケンの貴族ティモスの調査をする

前:古代王国の秘宝
後:生命のセフィラ

 

アーデン
アーデン

よお、あんたか。例の古代レーム王朝の書物だがな。
あんた、覚えてるか?
あの書物は一旦アルフレドに王宮の書庫へ返却してもらった。
魔法や呪いについて、まだまだ解読を進めるべき箇所が残っているが、そのあたりはオーウェンに任せてある。
奴の王宮書庫への入出も許可されたから、これから解読が進んでいくはずだ。
これまで読んだ内容を確認したければ、トリア洞窟のオーウェンにところに行くといい。
ところで流れ貴族のティモスの件だがな。奴の周辺は相変わらず謎だらけだ。
なかなか核心に迫れなかったが、実は意外なところでちょっとした進展があったんだ。
いま、ちょっと時間あるか?

→話を聞く
アーデン
アーデン

実はティモスが以前、王宮にいた貴族だってことはあんたも知ってるよな?
その頃の生活、つまりティモスの王宮内での生活ぶりについてアルフレドが調査を進めていたんだ。
記録に当たったり、当時王宮内に仕えていた者らに密かな聞き込みを行ったりしてな。
その結果、奇妙なことが分かってきた。
どうも王宮にいた頃の奴は、今とではまるで別人だったようでな。

…別人?
アーデン
アーデン

ああ。全くのな。今は港街で昼間からブラブラしてるだけのどうしようもない奴だろう?
突然、奇妙な事を口走ったり、あんたを魔族のいるダンジョンに誘い出したりな。まったくふざけた野郎だが…。
王宮内にいた頃のティモスは、真面目で模範的な貴族として周囲に信頼されていたというんだ。
決して目立つ存在ではなかったが責任感も強く、事務的な仕事もコツコツこなすような人物だったらしい。
とは言え、融通の利かない堅物というわけでもなく、むしろ優しい若者だったという証言がいくつもあったそうだ。
正直、意外だったよ。
俺の予想でははみ出し者の貴族が王宮の退屈な生活に嫌気が差して飛び出した、とかな。
その手の話を勝手に想像してたんだが…。
逆に、なぜそんな真面目な奴が、王宮を出るに至ってしまったのか?
なに不自由なく王宮内で暮らしていた若者が、ある日突然そんな生活を捨て去り、放浪者に身を落としてしまった。
いったいなぜなのか?奴に何があったのか?
アルフレドからの貴重な情報ではあったがな。結果的にティモスの不可解ぶりが強調されちまったってのが、皮肉な話だよ。
とにかく、どこかのタイミングでティモスの身に何かが起きた。それを境に、奴は人が変わってしまった。
そう仮説を立てることはできそうだよな?
ちなみに奴が王宮を去るまでの3ヶ月ほどの間、記録にはぽっかりと空白があるらしい。
その時期に王宮内で奴の身近に仕えていた者たちは皆、配置換えにあうか、王宮から追い出されている。
誰かが何かを意図的に隠蔽したとアルフレドも踏んでいるが、ここからの調査はかなり神経を使うことになりそうだ。
この件に関してはまた新たな進展があれば、あんたに知らせるよ。
ああ、そうだ。もし都合がつくようなら、セシリアやピピンの様子でも見に行ってやってくれ。
奴らもティモスの周辺をまだ調査中だ。よかったら俺たちの駅馬車を使ってくれ。
じゃあ、よろしくな。

→セシリアに会いに行く

 

セシリア
セシリア

ああ、あんたか。元気?こっちはさあ、ここんとこずっとティモスに振り回されてて、大変だったんだよ。
あいつ昼間は居眠りしたりブラブラしてんのにさ、夜になると動き出すんだよ。
急に目が冴えるのかね?この前も深夜にふっとどっかに行くから尾行したんだよ。
でも夜は人通りも少ないし、静かだから尾行が難しくってね。結局、うまくまかれちゃったんだよね。
はぁ…。ほとんど動くのを待ってるだけの状態なのにさ、やっと動きだしたと思ったら尾行失敗だよ。
もうへこむんだよねえ、ほんと。頭に来るよ、あいつは。
やっぱりあたしが見張ってんの、気づいてんのかな?ほんとストレスたまるんだよね。

→頑張ってね
セシリア
セシリア

ふん、そんな気楽に言うけどさ、大変なんだよ。
ま、あんたに愚痴ってもしょうがないか。
ふう~…。絶対にあいつの尻尾、捕まえてやるから。また何か分かったらあんたに知らせるよ。じゃあね。

→アーデンに聞いた話を教える
セシリア
セシリア

ええ!?それ、ほんとに!?
あのティモスが、王宮にいた頃は真面目な人間だったってこと?はあ…?
優しい人って…!?そんなのウソだよ!あたしは、絶対信じないよ。

かなり納得できない様子で、セシリアはブツブツ言い続けている

セシリア
セシリア

ふーん。何だかなあ…。ま、仮にそれが本当だとしようよ。
昔は優しくて真面目な若者だったとしようよ。
でもね、今のティモスはサイアクだよ。それは何も変わんないからね。あたしには、関係ないよ。
じゃあね。また何かつかんだら、あんたに知らせるから。

→ピピンの様子を見に行く

 

ピピン
ピピン

ああ、あなたでしたか!ちょうどよかった。
僕はここのところずっと例の髪飾りの持ち主について調べてるんですけどね。
あの強い魔法の力を帯びていた髪飾りの落とし主についてですよ。
でも残念ながら、まだ手掛かりらしいものは何もつかめないでいるんです。
これから北の方を探しに行こうと思っていたんですけどね、さっき何やら変な物を渡されてしまって…。
これなんです。通りすがりの女性がこんな物を拾ったって言うんです。

小さな紙の切れ端に、手書きの地図らしきものが走り書きされていた…

ピピン
ピピン

その女性は、もしかしたら宝の地図かもしれませんよ、なんて冗談めかして言うんですけどね。
今は僕、それどころじゃないんですよ。
アーデンさんにも早く髪飾りの持ち主を探し出せってせかされてるし。
でも、ちょっとだけ引っ掛かってるんです。
よく考えたら、どうしてこんな沼地をあの女の人は歩いていたんだろうって。
しかも、何の防備もない普通の格好で。
彼女は特に汚れているわけでもありませんでした。こんな沼地を歩いてきたはずなのに…。
ちょっと無視できないかもしれないんです。もちろん何もなければそれでいいんです。
でも調査員としての僕は、何らかの手掛かりを渡されたらそれを調べなきゃいけなくて。
そこで、この件はあなたにお願いできないかと思って…。
これはたぶんルッカ森の地図だと思うんです。
どうでしょう?行ってきてもらえないでしょうか?

→ルッカ森へ行く
ピピン
ピピン

ああ!ありがとうございます。ほんとうに助かります!
今は僕はまったく手が放せなくて。
それにルッカ森なんて、モンスターが襲ってくるし、僕一人じゃどうしようもありませんから。
あ、ルッカ森の場所はわかりますよね?コッツ村の西に広がる森です。
えーと、この地図が示している場所はルッカ森の中の…うん?
あれ…?これはもしかして。以前、ルッカ森で呪われた船員の骸骨を見つけたのはあなたでしたよね?
これって、その骸骨のある場所を指しているんじゃないですか…?
たぶんそうだ…。なんだか妙だな…。
もしかしたら、骸骨のある場所で何かが見つかるかもしれません。
よろしくお願いします!

(ルッカ森東)

骸骨の中から、なにやら仄かな光が見える…
小さな石から、光が放たれているようだ…
手に取ってみると、石は炎に包まれていた!だが、不思議と熱くない…
奇妙な石だ…。この感触は何かに似ている…
そうだ…これは鍵の欠片を持ったときの感触に似ている…
急いで、アーデンに届けよう

 

アーデン
アーデン

よお、あんたか。…うん?なんだ、その石は…!?
それは炎じゃないのか…?あんた、熱くないのか!?

アーデンの顔色が変わった…

アーデン
アーデン

まさか…!あんたそれ…。

アーデンが驚いた表情で石を手に取る…

アーデン
アーデン

これをいったいどこで手に入れたんだ?

アーデンにピピンから聞いた経緯を説明する

アーデン
アーデン

どういうことだ?あの船員の…骸骨の中から?ウソだろう…?
その女ってのは、何者なんだ?本当に偶然、地図を拾っただけなのか?
いや、違うな。俺はそうは思わねえ…。
あの骸骨の在り処は、暁の兵団とあとほんの数人しか知らねえはずだ…。

アーデンは神妙な顔つきで何かを考えている

アーデン
アーデン

俺は早急にこの石の正体を調べてみる。
あんたは、急いでピピンに伝えてくれ。
その紙切れを渡した女、そいつを全力で探し出せ、と。

 

ピピン
ピピン

ああ、あなたでしたか。どうしたんです?そんな顔して。
もしかして…あの地図、何か見つかったんですか?

ピピンに石の欠片の件、そしてアーデンの指示を伝える…

ピピン
ピピン

ええ…!!そ、それ、本当ですか!?まさか、そんな…。
もしも、もしもそれが鍵の一部だったとしたら…!
大変だ…。僕はまた大きなミスをしてしまったかもしれない。とにかく急がなきゃ…。
実はついさっきまで、その女性と一緒にいたんです…。
そのときにこの…この封筒を渡されて…。
なんなんだろうって。今、開けようとしていたんだけど…。

ピピンは慌てていて、なかなかうまく封筒が開けられない
やっと封筒を開け、中から手紙を取り出した瞬間、サッと血の気が引いた…

ピピン
ピピン

ああ…なんてことだ…!急いでこれを…この手紙をアーデンさんに届けてください!
僕は、今すぐあの女性を追ってみます!まだそんなに遠くに行ってないはずです!

 

アーデン
アーデン

ああ、あんたか。どうだった?

アーデンに、手紙を渡した…
手紙を広げるなり、一瞬にしてアーデンの顔色が変わった…

アーデン
アーデン

『髪飾りは返してもらったよ…』
なんだ…これは?いったい、どういうことだ?
髪飾りはここにはないんだぞ…。
いや、ありえないだろう…。見張りを付けて、暁の兵団内で厳重に保管しているはずだ…。
いったいどうなってるんだ…?

アーデンはまだ事態がうまく飲み込めない様子で呆然と言った…

アーデン
アーデン

使いをやって事実を調べてみる。
何かわかり次第、あんたには報告する。
…じゃあな。

アーデンはそう言うなり、神妙な面持ちで黙り込んでしまった…

(40000BasePt/JobPt)

 

前:古代王国の秘宝
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