*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。
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信頼と裏切り(魔女)
謎の女性マギの情報を集める

よお。**か。謎の女の捜索は難航してるよ。
ところで、あんたに頼みたいことがあるんだ。ちょっといいか?
→話を聞く |

助かる。実は、前回あんたに協力してもらった謎の女の捜索だがな。中止しようと思っているんだ。
俺たち暁の兵団は、ずいぶん広範囲の捜索を続けてきた。
それこそ、川の砂金でも探すぐらい、しらみつぶしにな。
だが、何の手掛かりも掴めない。ピピンが謎の女と、2度も接触したはずの沼地にも、痕跡すら残っていないんだ。
なにせ、王宮にある暁の兵団の保管庫で厳重に見張っていた髪飾りをいとも簡単に盗み出した女だ。
無数のトラップも、見張りの兵団員も結界も…全て難なく潜り抜け、痕跡すら残さなかった…。
そんな人物が、俺たちの前に、のこのこ現れたら、それは、むしろ罠と呼べるだろう。
流れ貴族ティモスに関しても同様だ。ティモスの追跡中に髪飾りや謎の女が現れた。何らかの形で関わっているのは確かだ。
しかし、それが事実なら、尻尾を見せるような真似は絶対にしないだろう。
だが、謎の女もティモスも鍵の欠片の在り処を暁の兵団に教えた。
敵とも味方ともつかない相手の意図は見えない。警戒しつつ相手の動きを待つしかないと俺は思う。
これ以上謎の女を捜したり、ティモスを見張ったりするのは意味が無い、ということだ。
実は、これは、つい今しがた決定したばかりでな。まだ全員に連絡が行き届いていない。
あんたには悪いんだが、セシリアとピピンに伝えてきてくれねえか。
特に、ピピンなんかは思いつめていたからな。
あんたに様子を見てきてもらえると助かる。とりあえず港街マールケンへ向かってくれ。
あの街からなら、沼地も近い。まず、セシリアに会ってみてくれ。港街への行き方は、もう分かるな?
→はい |

分かった。それじゃあ頼んだぞ。

なんだ。**か。今日はどうしたのさ?
アーデンから聞いた話を伝えた

謎の女の捜索打ち切り?…はあ、よかったぁ。
セシリアは、ほっとしたように大きく息を吐いた

やっと、あのティモスから解放されるわけだ!せいせいするよ。
本当に、夜しか動かないし、尾行もまかれるし、何の情報も上がってこない嫌な標的だったよ。
でも、ティモスばかりに注視してもね。やっぱり意味はないわよね。
これからは、最も得意な情報収集で調べてみせるよ!いくつか気になる情報も耳にしたからね。
やっぱ、自分の足で情報を稼ぐのが一番だよ。さて、これから忙しくなるわ!
セシリアは意気込んでいるようだ。
そういえば、沼地にいるピピンにも伝えるようアーデンに頼まれていた…
さて、どうしようか?
→沼地へ行く |
(モンケ・リーロ沼地)
ピピンが沼地に立っている。何やら思いつめたような表情だ。…どうしようか?
→話しかける |

うっぎゃ…!!
大きな声を上げそうになったのを、ピピンは両手で口を塞いで堪えた
その顔は、驚きと恐怖を感じたのか、何とも言えない顔だ。だが、こちらを見て安心したように息を吐いた

ああ、あなたでしたか…。あの後、僕は沼地の隅から隅まで、舐めるように調べていたんです。
ただ、足跡どころか何も見つからなくて…。
もう、あの女性も存在しないのではないか、なんて馬鹿なことを考えていたんです。
そしたら、少し怖くなってしまって…あなたの声に驚いてしまいました。
ところで、どうかしましたか?こちらは…その、依然として手掛かりはありませんが…。
ピピンは言いにくそうに話した。暁の兵団が謎の女捜索を中止した話をしようか?
→する |
アーデンから聞いた話をピピンにした
暁の兵団は、相手の力が計り知れないものだとし、見つけた時は逆に罠の可能性を考えている
なので、謎の女とティモスを追いかけるのを中止し、まず相手の出方を見ることにした、と

…そうですか。やはり、アーデンさんもそう考えていましたか。
実は、僕も沼地を調査しながら、何度も状況を整理していました。
僕の前に2度現れたあの女性は、謎が多すぎる。
暁の兵団で警備していた髪飾りを取り返したり、鍵の場所を教えたり…。
何よりも、沼地で会ったというのに、服のどこにも泥がついていなかった。
もしかしたら、足跡なんて残すわけがない、そんな怪しい力を使う人なのかもしれない。
つまりは、あの女性が僕に会おうと思わない限り、彼女に会うということはないんです。
…次に、あの女性が僕を利用しようと思わない限り…。
ピピンは、謎の女に予告めいた手紙と、鍵の在り処を記した地図を渡された
2回も謎の女に会っていながら、未だに手掛かりが掴めないまま、捜査が中止されることに落胆しているようだ

口惜しいですが、捜索中止は、仕方がないですね。
…でも、僕なりに捜索は続けるつもりですけどね…。
深刻そうな顔をして呟いたきり、ピピンは黙り込んでしまった…
これ以上、反応は望めそうにない。さて、どうしようか…?
→謎の女を捜す |
謎の女とは、沼地で何度か会っている。沼地で彼女を探してみよう…
(沼地の奥)
生気を感じさせない顔をした女性は、こちらを認めて微笑んだ

あら、こんにちわ。**さん。
謎の女は、目を細めて言葉を続ける

ふふ。どうやら、約束を守ってくれたみたいね。
暁の兵団とやらが、私の周りをうろつかなくなったわ。
だって、私の姿は今、あなた以外には見えないのだもの。
諦めるのが当然よね。ふふ、あなたは実力と信用を勝ち得たわ。
さっそく、「呪い」について話してあげるわ。
謎の女は、どこか満足そうに言った

ああ。そういえば、自己紹介してなかったかしら。
ふふ、名前なんて私には何の意味もなさないから、忘れていたのね。
私の名は、マギ。これからよろしくね。**さん。
マギ、と名乗った女は、静かに瞳を細めた。暗い夜の海のように読めない瞳だ…
マギは視線をふいに外して、滑るように饒舌に語りだした

呪いは闇の力。それは英雄たちに滅ぼされた魔王の力。そう、聞いたことはあるでしょう?
呪いは混乱と災いを招く。来るべき時に備えて。
それが、魔族たちの狙いなのよ。
魔族…冒険者アリシアを異界に飛ばしたというレフェルや、何度か刃を交えたガルギスも魔族と名乗った

私と私の仲間は、以前は「鍵の欠片」を集めていた…。そのたびに魔族が行く手を阻んできたわ。
奴らは…魔族は血眼になって鍵を求めている。
魔族は鍵を求めながら、世界を混乱させるために呪われた物を人間の手に渡るようにしている。
誰かが、呪われた物だと知らずに触れると、呪いにかかる。
呪いの力に負けると、苦しみながら溶けてしまうことがある。
もしくは、死者となり、永久にこの世に留まり続けたりもするわ。
暁の兵団の目的…あなた知ってるわよね?
→知ってる 知らない |
![]() マギ
魔王に関する情報を求めている暁の兵団の行動は、魔族にとって目障りなの。 |
知ってる →知らない |
![]() マギ
暁の兵団は、魔王に関する情報を求めている。 |

だからと言って、魔族を放置しておくと…人間にとって最悪な事態が来るとも限らないわ。
マギは微笑んだ。その笑みは、どこか楽しそうだ…

だから、暁の兵団と友好関係を結びたい。私たちは、そう思ったの。
そして、あなたに架け橋として存在していて欲しいの。分かるかしら?
マギは目を細め、こちらを見つめた

私の仲間がね。たまたま、呪われた物を見つけたの。あのルッカ森にあったらしいのよ。
探してみて。見つけた物を暁の兵団に報告して、調べれば、興味深いことが分かるはずよ。
いいこと?あなたが、骸骨を見つけたルッカ森からさらに奥に、西側のルッカ森がある。
その、西のルッカ森の南の方。そこに墓場があるの。何の墓かはどうでもいいけれど。
そこに、それは在るはず。あなたなら見つけられるわ。
そうね。特別に、東のルッカ森の入り口まで送ってあげる。そこからは自力で、西の森へと抜けてちょうだい。
マギは大理石のように白く細い指を唇にあてた

ただし、引き続き私のことは伏せておいてね。それでは、幸運を祈るわ。またね。
(ルッカ森西の奥)
最近掘られたように、土が柔らかい…。墓場のようだ
もしかして、マギの言っていた呪われた物が見つかるかもしれない。どうしようか?
→慎重に掘る |
柔らかい、黒い土を慎重に掘ると、少しずつ土が冷たくなってきた。なぜか、指がかじかんできた…
…見てみると、土の下には白い何かが埋まっているようだ
掘り進めていくと、気のせいか、辺りがひんやりと寒くなってきたように感じる…
さらに掘り進めると、大部分が露出してきた…
鎧だ…!
しかし、立派な白い鎧は、大部分が空気に晒された途端に、青白い炎を放ち始めた…!
勢いを増して燃える炎は、しかし全く熱くない…。
それどころか、先ほどまで感じていた寒気と嫌悪感が身体中を蝕むようだ…!
炎は、どんどん大きくなっていく…!どうしようか?
→土をかける |
掘った土を鎧にかけた…!すると、寒気はおさまり、嫌な気配もすっかり立ち去ったようだった
あれは、マギの言っていた呪われた物に違いない…。今は、触れない方が良さそうだ
調べたら、何かが分かるのだろうか。とりあえず、アーデンに報告しに行こう

よお。**か。セシリアやピピンの様子はどうだった?
アーデンに事の経緯を話した。
もちろん、謎の女、マギのことは伏せて…
セシリアが情報収集に目を輝かせていたこと
ピピンが独自調査を進めると言ったこと
…を話すと、アーデンは頷いた

そうか。ピピンもまだ若いからな。思い詰め過ぎなければいいが。
ところで、謎の女の捜査を打ち切ったんで、暁の兵団では、調査の初心に立ち戻ろうと考えている。
全ての始まりは、アリシアだ。彼女のことは覚えてるな?
→覚えていない 覚えている |
![]() アーデン
いろんなことが起こって、忘れちまったか? |
覚えていない →覚えている |
![]() アーデン
そうだ。「鍵の欠片」を見つけた冒険者だ。俺たち暁の兵団の大切なメンバーでもある。 |

そして…「鍵の欠片」を追っていた魔族に狙われ、アリシアはどこかへ飛ばされた。
「鍵の欠片」の調査も進めてたが、謎の女が現れて、手薄になっていた。
これからは、本腰入れて、「鍵」がどこを開くためのものなのか、そして、いくつ存在するかわからない「鍵の欠片」の調査を進める。アリシアの捜索だって、諦めたわけじゃねえ。
俺たち暁の兵団が保管している「鍵の欠片」を魔族は今、死に物狂いで探しているに違いない。
俺たちは全精力を尽くして「鍵の欠片」を守りながら、探し集めなくてはならない。
まあ、魔族が同じものを求めている限り、魔族との衝突、戦いも覚悟しなくてはならないがな…。
アーデンはニヤリと笑った

もちろん、あの謎の女と流れ貴族ティモスの動きにも警戒しながらな。
あんたにも協力してもらうぜ。俺は、あんたには期待してるんだ。
アーデンは静かに笑った。マギのことは話していないが、まだ信用してくれているようだ…

何か分かったらあんたに知らせるが、逆に、何か情報があったら、あんたから知らせてくれ。
そういえば、ルッカ森での探索の話をしていなかった気がする…。ルッカ森で見つけた…
→古い鎧 |
マギに教えられたことは伏せて、古い鎧を発見したこと。そして、鎧は、青白い炎に包まれていたことを話した

呪われた鎧だと…?
アーデンの顔が強張り、何かを思い出したように息を呑んだ

そういえば、あんたが、あのガルギスという嫌らしい魔族と戦った時、確かガルギスは言っていたんだよな。
「闇の力によって呪われた物が、この世には、まだまだ存在する…」と。それも、その一つ…というわけか。
記憶を探るように語るアーデンは、驚きを隠せないようだった

どういう情報で見つけたのかは知らねえが、とんでもないものを見つけてきたな。
あんた、情報収集の才能があるんじゃねえか?おっと、プロのセシリアに聞かれたら怒られるな。
呪われた鎧は、呪いの専門家、オーウェンに回収と調査に協力してもらう。
慎重に、だが可能な限り、急いで調査を進める。
それと、「鍵の欠片」の探索にも力を入れる。何か分かったらあんたに知らせよう。
その時は頼むぞ。
(100000BasePt/JobPt)