*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。
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暁と黄昏(魔女)
「魔女の血族」の腕輪を修復して暁の兵団とともに魔女に挑もう!
前:精霊と人間
後:舞い込んだ依頼(魔女)

よぉ。**か。「魔女の血族」のみが持つ腕輪についてなんだが…。
→詳しく聞く |

ティモスが言っていた「腕輪を構築するため」に必要な材料を集めた。
もちろん、未完の化け物との戦いで生き残った兵団員分もな。
これで、腕輪の魔法を構築し、魔女に会いに行けるんだろう?
俺は兵団員を引き連れ、港街マールケンへと向かう。
**、あんたは集めた材料を持って、いち早くティモスに会ってくれ。
アーデンは、材料を差し出しながら、こちらを鋭い目線で見やった

…信用、していいな?
アーデンはそう言ったきり口を閉じた。港街にいるティモスに会いに行こう

君か。どうやら、準備ができたようだね。
→はい |

そうか…。
ティモスの口調は珍しく穏やかだ。その視線は水平線へと注がれている

静かだと思わないかい。海が凪いでいる。雲も流れない…風が吹いていないんだ。
嵐の前触れだね。とてつもない出来事の前は、存外どこも穏やかなものだよ。
私はこれまで何度か、こういう穏やかな日を経験している。
3年前も穏やかだった。私が魔女の血族へと迎えられる前の日だったか…。
ティモスは、そう言ってどこからかボロボロになった銀の腕輪を取り出した

この腕輪を元に戻し、魔女の魔力を再構築すれば待っているのは…。
世界の終わりか、マギの最期か。どちらだろうね?
そう呟いた後、ティモスが小さく笑った…ような気がした

さぁて!腕輪を修復しようじゃないか。
そろそろ、知り合いの鍛冶屋から借りてきた道具を返さなくてはいけない。
あまり長い間、ここに置いていると…失くしたことに気づいてしまうかもしれないからね。
フフ…大丈夫。君が手っ取り早く鍛錬してくれれば問題はないよ。
→自分が? |
ティモスがおおげさに手を広げる

当然じゃないか!僕は工作が苦手なんだ!
材料を入れる順番さえ、「君」が間違えなければ!後は、鍛冶屋の真似事さ!
覚えているだろう?魔女の魔力は「精霊と人間」の血!
つまり、僕はひらめいた。同系統で力をあわせ、最後に相反するもので混ぜれば!
あるいは上手くいってしまうんじゃないかとね…フフ。
精霊の司る性質は、光、闇、火、水、風、土。
いいかい、精霊の性質には強弱と系統が存在する。
「光」と「闇」は対立しながら、互いの均衡を保っている。
「光」は、「水」と「火」の精霊族を…「闇」は、「風」と「土」の精霊族を、支配している。
覚えたかい?もう十分だね。さぁ、さっさとやってくれたまえよ。
「光」が支配するのは… →水、火 「闇」が支配するのは… →風、土 |

フフ。さすがだねぇ。さぁ、材料をあわせて、最後に相反する材料と混ぜあわせたまえよ。
光の属性…
「光の原石」と「オニオンの実」、「えびの尻尾」をあわせた
闇の属性…
「魔族の爪」と「ぶたにく」、「岩の手羽先」をあわせた
「光」と「闇」の材料をあわせる…

気圧されそうな魔力を感じるね…フフ。
混ぜあわせた材料の中にティモスは腕輪を放り込んだ…!

さぁ、持てる限りの力で、腕輪を鍛錬するんだ!
金槌で叩くたびに、大きな金属音が響き、光が眩さを増していく…!
光は膨張し、一気に掻き消えた

…フフフ。
目の前には小さな銀の腕輪がある
まるで一度も破壊されたこともなかったかのように完全な形をしている

魔女の魔力が復活した証だよ。…と言っても、マギがその力を取り戻したわけじゃない。
だから、君たちは安心して、マギに戦いを挑めるんだろう?
いつの間にかティモスの目線は、背後へと向いていた
振り向くとそこには、暁の兵団を引き連れたアーデンが険しい面持ちで立っていた

…。魔女のもとへ案内してもらおうか。
アーデンの声は、今まで聞いたことのないほどに冷たい

フフ…もちろんだとも!君たちから先に案内しようじゃないか。
ティモスが、アーデンに腕輪を放り投げた

簡単さ。腕に着けるだけ。ただ、それだけさ…フフ。
アーデンが眉を寄せたまま、自分の腕に腕輪をつけた
アーデンが瞬く間に姿を消した
からん…
小さな音を立てて、腕輪だけが地面に落ちた…

さぁて、早く行かないとアーデンとやら一人では、正直厳しいと思うがねぇ。
ティモスがニヤニヤする脇で、暁の兵団員が次々と腕輪をつけては消えていく…
暁の兵団員が全員転送された後、腕輪を拾い上げて、ティモスがこちらへ差し出してきた

残るは…君だけ、だね?
→腕につける |

フフ、それではよい旅を…!
銀の腕輪をつけた…!
腕輪が不思議な光を発する…身体が歪むような感覚に襲われる
徐々に視界が回転していく…!
(不思議な空間へ)
マギのいる空間へと入った…が、暁の兵団がいない…!

ノクシリオル オルギア イニアン。ソルデス サンギス。メ エル ドフィエクショ メイ ランギア…?
マルクト アイル セフィロト。メイ マンダス…!
イゴ ケヌル タ ディアボラ…!
マギの目が光を帯びている…何事かを呟きながら、その姿が黒い煙に包まれていく!
黒い煙が少しずつ晴れていく…そこには、不思議な姿をした女が立っている

私の本当の姿を見て、生き延びた人間はいないわ。
暁の兵団を焼き尽くすのに、少々の力を使ってしまったけれど…。
プリアモスの大釜を盗んだ人間…あなたも、ここで終わりね?
マギが詠唱を始めた…!戦うしかなさそうだ!
(マギを倒す)
マギの声が響く

プリアモスの大釜を盗み、私をここまで追い込むなんて、オルギアより堕ちた人間が…。
マギの声が消える…
プリアモスの大釜を見る…が、何かがおかしい

…**!
どこからか、アーデンの声が聞こえる…
(洞窟)

魔女は消えたようだな…。あんたのお陰だ。
アーデンは憔悴しきった顔をしている

どうやらマギは自分の魔力で、この洞窟に空間を生成していたようだ。だから腕輪でしか到達できなかった。
あの空間へ飛ばされた時、マギはこちらが身構える暇を与えず、魔法弾を何百発も放ってきた。
そして、マギが構築した結界の中へ弾き飛ばされた…。
あんたがマギを倒したことで、空間を維持する魔力が消え、俺達は解放されたらしい。
だが、生き残ったのは…。
倒れる暁の兵団員を見まわし、アーデンが小さく舌打ちをする

望みはないが、俺は倒れた兵団員を首都へと運ぶ。
あんたのことは、ティモスが待っているんじゃないか?じゃあな。
(港街マールケン)

君か。素晴らしい働きだったね。魔女まで倒してしまうとは…。
いや、実に驚きだよ。
何も話していないのに、ティモスは全てを見聞きしたように話し始めた

マギは魔力を使い切って消えた。完全に倒れたわけではないだろうが、君は世界を救ったんだよ。
君がマギの気を引いてくれていたお陰で、世界の均衡を脅かす大釜は消えた。
気づいているんだろう?大釜を盗んだ人間の正体を?
→ティモス |
ティモスは腕輪の持ち主で、可能だったのではないか…?
ティモスは口の端をあげる

その通り。君は、おそらく大釜に触れた時に、あれが本物ではないことに気づいただろう。
君が少し余分に材料を集めてきてくれたお陰で、腕輪に魔力が残っていてね。
ティモスが言った材料が、元から多かったということだろう。再びこの男に利用されたようだ…

前も話したと思うけれど、元々、魔女の血族は、「鍵」を集めようとしていたんだ。
君も知っているだろう。「鍵の欠片」を集め、完成する邪悪な「魔王」に通じる「鍵」さ。
私は王宮に仕えていた頃から、エリシア国王の考えには反対でね。
来るべき魔王の復活を阻止する、しかし、たかが人間にそんなことができるとは思えなかった。
そんなある日、世界を満つる力の声を聞いた。そして私は魔女の血族となった。
魔女には力がある。魔王という世界の恐怖を完全に消しさることのできる力。
魔女は「鍵」に取って代わる方法を見出したーープリアモスの大釜。
雄大なる魔法王国の遺産さ。命を生み出す奇跡の大釜は、絶大なる力を魔女に与える。
しかし、魔女は魔王以上の力を得た時、世界の秩序に挑もうとした。
それは私たちが今住む、いや、私たちの望む平和な世界を混沌へと導くこと…。
精霊の恩恵をかき消すとこ…それこそが、魔女の真の狙いだった。
真実を知ったからこそ、私は内側から、大釜を破壊する機会をうかがっていた。
あの大釜は、尊き精霊の加護を真似たに過ぎないものだからね。
ティモスが小さく笑いながら、こちらを見る…
その目がどこか赤く光ったように見えたのは気のせいだろうか…

君のお陰で、魔女は失墜した。大釜のことは安心したまえ。この僕が完全に葬ったからね。フフ。
こうして、歴史に名を刻もうとしていた王国一大事件は収束した…というわけだ。
君は世界を救い、魔女をも倒した。
裏切り者とはいえ、アーデンも喜ぶんじゃないのかな?
ティモスが愉快そうに腕を組む

僕は魔女の血族ではなくなったわけだからね。君といる必要もないのさ。
君は君の道を行けばいい。縁があれば、再び会うこともあるだろうさ。
僕からの最後の下賜なるぞ!なんてね。フフ。
さぁ、アーデンにでも誰にでも会いに行きたまえよ。
君に精霊の加護がありますように。フフフ…アーハハハ。
(700000BasePt/JobPt)
(王宮前広場へ)

よぉ。**か…。
アーデンの声に力がない

暁の兵団は「解散」だ。いや、生存者は俺一人…事実上「壊滅」したってわけだ。
「魔王」の復活を阻止するっていうのは、それほどまでに危険な任務…。
倒れた兵団員も、そこんところはよく分かっている。
だが、あんたに非がないとは言わんだろう?
あんたが、どこまで関係していたのかは知らねぇがな…。
アーデンの声が少しずつ怒気をはらんでいく

…あんたの実力は知っているつもりだ。その真意がどこにあろうとな。
事実、魔女はもういない。それで全てを水に流す、ってわけにはいかねぇけどな。
暁の兵団が存在したこと、それだけは忘れてくれるな。…これを、あんたに渡しておこう。
アーデンが、剣を差し出してきた
(暁の剣をもらう)

暁の兵団の剣だ。ザインの紋章があしらわれている。勇士ザインは俺の故郷の英雄でな。
かつての暁の兵団の象徴であり、これから生まれる新たな暁の兵団も背負っていく、勇者の紋章だ。
ああ、後、仕事を探すなら、一つだけ紹介することもできる。
アーデンが背後にそびえる塔を指差す

あれはエリシア王宮だ。あそこにエリシア王国のトップ…フェビウス2世陛下がいる。
国王直属「暁の兵団」の壊滅。この事実に国王は頭を悩ませている。
魔王復活を阻止できるのかが最大の問題だからな…。
アーデンは、こちらに向き直った

今回のあんたの活躍は、国王に報告してある。
そして、俺が兵団の建て直しに尽力することもな。
まだ戦いは終わっちゃいない。アリシアも探し出してみせるぜ…。
遅かれ早かれ、あんたに話が舞い込むかもしれん。「探し人」の話がな…。
まぁ、まだ分からんがな。興味があるなら、また機会を見てここに来るといい。
前:精霊と人間
後:舞い込んだ依頼(魔女)