Ellicia 漏れた情報

*こちらはスマホゲーム「エリシアオンライン」のシナリオ文字起こし記事です。エリシアファンとして、通ってきた物語をいつでも見返せるよう残しているものであり、権利の侵害や中傷など、ゲームに対する悪意は微塵もございません。ただのファンブログとして見ていただければと思います。
*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。

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漏れた情報

ある情報を元に、聖域の調査をする

前:魔王の気配
後:依頼主のない依頼

 

アーデン
アーデン

よお、あんたか。この前はご苦労だったな。
例の呪われた黒い短剣だが、呪いについては調査を続けているものの、特に進展なしだ。
まあ、専門家のオーウェンが解けなかったんだ。
今のところ、新しい情報を待つしかねえかな。
それよりも、気になってる事があってな…。今、少し時間あるか?

→話を聞く
アーデン
アーデン

そうか。ありがとうよ。
実は、あんたが前回倒した魔族ガルギスの奴が漏らした言葉が引っ掛かっててな…。
あの黒い短剣以外にも、呪われた物がこの世界にはまだまだ存在するって話だ。
それが本当だとしたら、とんでもねえ話だぜ。
まるで関係ねえ奴が偶然手に入れたり、ちょっとした好奇心で手に取ったりすることもあるかもしれねえ。
何の知識もない奴が、あんな物に下手に関わると、この前、呪い殺されたあの若い船員…フィデルの二の舞だ。
まったくとんでもねえ話だよ。
それにしてもこのところ、怪しい動きが多すぎるな。
「鍵」にしても、どこを開ける物なのか、全部で石の欠片は幾つ存在するのか、まだまだ不明なことだらけだ。
そして呪われた物だ…。いったい世界にいくつ散らばってやがんのか…。
暁の兵団としては、これ以上被害が拡大しないよう、情報を集め、問題のブツを回収していくしかねえ。
有力な手掛かりは、まだ何もないがな。
あんたの方でも、何か情報を手に入れたら、俺に知らせてもらえると助かる。
ああ、そうだ。呪いについては、アルフレドからもなかなか興味深い話が出てくるかもな。
彼のことは覚えてるよな?王宮侍従長のアルフレドだ。
彼なら、俺の背後の階段を登ったあたりにいるはずだ。一度、話を聞いてみるといい。

 

アルフレド
アルフレド

ああ、貴方でしたか。先だっては、ご苦労様でした。
呪いが解けなかったこと自体は、大変残念でしたが、気になる情報を掴んだとお聞きしました。
黒い短剣の他にも、呪いの品は存在すると…。

アルフレドは、深く噛み締めるように呟いた
アルフレド
アルフレド

…これは恐ろしい話です。このことについては、王宮でも様々な意見が交わされました。
「闇の力によって呪われた」という言葉が、魔族の口から直に出てきたそうですな。
ええ、オーウェンにも確認しました。「闇の力」とはいったい何なのか?それが議論の中心になりました。
このことに「魔王」が関係しているのかどうか…。
まず最初に確認しておくべきは、魔王は、12使徒によって倒された、という事実です。
つまり「魔王は死んだ」。これは疑いもない前提のはずです。
ところがその魔王の呪いの掛かった物が実在するとなると、それはまた別のことを考えねばなりますまい。
つまり、誰かが魔王の死後、所持し続けてきたのか、あるいは伝承され続けてきたのか。
しかもかなり長い年月に渡って。あるいは、これは考えにくいことですが、死んだはずの魔王が復活した…。
そう考えられなくもありません。可能性がゼロではない限り、調査をするべきだと、王宮では考えております。
そもそも、魔王が死んだとされるのは、100年も前の話なのです。
誰か一人が呪われた物を所持しながら100年もの間生き続ける…。そんなことはなかなか考えにくい話です。
ですが、その可能性も完全には否定しきれません。
まだ何も証明されたわけではない、というのが現状なのです。
問題は、実際にこの世界に呪われた物が散らばっているということです。
それは、誰かが悪意を持って、意図的にやったということになります。
目的は世界を混乱させるためでしょうか…?
いずれにせよ、この世界は我々が想定していたよりも、ずっと深刻な脅威に晒されているようです。
王宮でも調査人員を増やし、警護の方も強化すべきだとの意見で一致しております。
ふむ…。なかなか大変な問題です。
ああ、すみません。すっかり話が長くなってしまいました。
ところで、トリア洞窟で調査を続けているオーウェンが、貴方に相談したいことがあると言っていました。
一度、彼を訪ねてみてやってください。
それでは、私はこれで。

 

オーウェン
オーウェン

…なんですか?今、忙しいんですよ。

いつものオーウェンとは思えないほど、愛想の悪い態度だ…

オーウェン
オーウェン

おっと、あなたでしたか!これは、失礼しました。
いや、実はこのところ、トリア聖域の奥を、怪しい人間が大勢行き来しているんです。
それでこの辺もその影響なのか、何かと物騒で…。
どうやら、トリア聖域の奥の方で、皆、何かを探しているらしいんです。
ただ、探索と言うよりは、漁っているといった方が近いと思います。
その多くは、正規の冒険者風ではなく、どちらかと言うと盗賊もどきや、賞金稼ぎのようなんです。
ですが能力が足りずに負傷したり、逃げ帰った者も大勢いるそうです。
それでも金になると噂を聞きつけたのでしょうか、次から次へとトリア聖域へ怪しい輩が向かっていくのです。
私も調査に向かいたかったのですがトリア聖域の入り口止まりです。
残念ながら、私の力では、奥へ進むことはできませんでした。
それで…こんなことを頼めるのはあなたしかいません。
トリア洞窟に何かがあるとしか思えないんです。
おそらく裏で高額で取引されるような何かが…。
それはもしかしたら、呪いに関係する何か…その可能性もあると思います。
お願いします。トリア聖域へ行って、調べてきてもらえないでしょうか?

→調査してみる
オーウェン
オーウェン

そうですか。やってもらえますか!助かります。
誰かが探り当てた後では意味がないんです。あなたに引き受けてもらえれば心強いです。
彼らは皆、トリア洞窟の奥の方を目指していると聞きました。
トリア聖域の行き方は分かりますか?今いるトリア洞窟を、奥へ進んだ場所です。
どうも、多くの人が地下2階辺りを探索している途中で負傷しているみたいなんです。どうもその辺りが怪しいようですね…。
何か見つかれば、私に知らせてください。
よろしくお願いします。

(トリア聖域B2F)
この奥に、何かがありそうだ…

何か怪しげな気配がする…
少し粘土質の土を掘ると、微かに明かりが見えた。土から掘り出すと、それは石だった…
暗がりが、石の光で、仄かに照らされる…
光を放つ石の欠片を見つけた。とりあえずオーウェンの所に急ごう…

 

オーウェン
オーウェン

ああ…この光る石は…!何か特別な力を感じますね…。

オーウェンは石に手のひらを当て、じっと目を閉じた…

オーウェン
オーウェン

呪いの力とはまた違う…。しかし、この力は…驚きだ…。
これはもしかしたら、「暁の兵団」の方々が探しておられる、例の「鍵」の一部かもしれませんね…!
まさか、こんな物が出てくるなんて…。
アーデンさんの所へ行けば、これが本物かどうか、確かめられるはずです!
これは…急いで報告した方がいいと思いますよ!

 

アーデン
アーデン

よお、あんたか。オーウェンの所に行ったと聞いていたんだが、無事戻ったんだな。
で、どうだった?トリア聖域の周辺を怪しい奴らがうろついてるって話らしいな。
いったい、奴らは何を探してたんだ?

光る石を見せると、アーデンは目を見開いた

アーデン
アーデン

まさか…あんた、こいつを見つけたのか…?
光る石の欠片…。
ウソだろう…。この石が「鍵」の一部だなんて言うんじゃないだろうな…!?
ちょっと待ってくれよ…。すぐに確かめてみよう!

アーデンにしては珍しく、声が上ずっている

アーデン
アーデン

よし、やってみるぞ…!

アーデンが、これまで手に入れた鍵の一部に光る石を近づけていく…
すると、光る石がどんどん輝きを増し、吸い寄せられるようにそれらに近づいていった…
そして、これまでよりも、さらに強い光を放ちながら、「鍵」の一部となって、一体化した…

アーデン
アーデン

間違いねえ…!これは…「鍵」の一部だ!
…しかし、どうなってんだ…。
なんでそんな得体の知れねえ奴らが「鍵」を探してんだ?
そもそも奴らは「鍵」の正体を知ってるのか…?
信じられねえ…。いったい…どうなってんだ…?
あんた、悪いがマールケンにいる情報屋のセシリアのところへ行ってくれねえか?
あいつなら、何か情報を持ってるかも知れねえ。よろしく頼む!

 

セシリア
セシリア

ああ、あんたね。なんだかトリア聖域周辺が慌しかったんだって?
こっちでもいろんな噂が出回ってたみたいね。
とにかく金になる物が出るらしいって。
それで、一攫千金を狙って、盗賊とか賞金稼ぎがたくさん向かったとは聞いたけど…。
まあ、ほとんどが実力がなくて途中で退散したとか、負傷したか、まあその類の話ね。
で、あんたは、何か見つけたの?

セシリアに光る石を見つけたことを話した

セシリア
セシリア

…はあ!?嘘でしょう!?

セシリアは周りを気にするように、声を落として聞いてきた

セシリア
セシリア

それって…「鍵」の一部ってことよね…?
うわー…。そりゃ、アーデンも混乱するわね。
つまり、その情報は本物だったのか、どうかも微妙ってことよね…。
実はトリア聖域に、「魔法関係の古文書」が埋まってるって情報なら、私も最近、聞いてたの。
高値で取引されるってね。でも、どう考えてもインチキだろうと思って、あたしは相手にしなかったわけ。
まあ結果的に「魔法関係の古文書」なんてものは見つからなかったわけよね?
うーん。でもどうなってるんだろう…。
ガセネタだけど、探しに行ったら、偶然「鍵」が見つかった…なんて、考えにくくない?
でも、偶然じゃなくて誰かが「鍵」があると知ってて探しに行かせたんだとしたら…。
それって、暁の兵団さえ知りえてなかった情報を、誰かが持ってたってことよね?
しかも、それを外に漏らした…?どういうことなんだろう…。そんなことする奴って…。

 魔族…?
→魔族以外の何者か
セシリア
セシリア

そうよね。あたしも魔族ではないと思う。
あいつらなら、情報を手に入れたら、自分たちで飛んでいくと思うから。
でも、じゃあ誰なんだろう…。
「鍵」を手に入れたいんだけど…戦う能力がない人…?
確かに、それは考えられなくはないけど…。それって誰だろう…って問題よね。
わかんないわねえ…。

 「魔法関係の古文書」を探す
→情報の出どころを探る
セシリア
セシリア

そうね。とりあえずトリア聖域に行った人間を探し出して、聞いていくしかないわね。
じゃあ、あたしの方でも動いてみるって、アーデンに伝えて。それじゃ!

 

アーデン
アーデン

ああ、あんたか。で、どうだった?セシリアは何か情報を掴んでたか?
うーむ。そうか。なるほどな。「魔法関係の古文書」か…。
それと「鍵」がどう関係してくるのかは、全くわからねえが…。
確かに、セシリアの言うとおりウソ臭い情報ではあるな。だが、俺もこれは単なる偶然とは思えねえ。
誰かが何らかの裏情報を手に入れそれを意図的に流したと考えるほうが、自然だろうな…。
だが、いったい、誰が何のために…。
もしかしたら「鍵」を狙ってるのは魔族だけじゃねえのかもしれねえな。

いろいろご苦労だったな。何か新しい動きがあったらあんたに伝える。
また力になってくれ。じゃあな。

(37000BasePt/JobPt)

 

前:魔王の気配
後:依頼主のない依頼

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