Ellicia 闇に消えた船員

*こちらはスマホゲーム「エリシアオンライン」のシナリオ文字起こし記事です。エリシアファンとして、通ってきた物語をいつでも見返せるよう残しているものであり、権利の侵害や中傷など、ゲームに対する悪意は微塵もございません。ただのファンブログとして見ていただければと思います。
*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。

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闇に消えた船員

行方不明になった船員の調査をする

前:北の大地捜索!
後:魔王の気配

 

アーデン
アーデン

よお、あんたか。ちょうどいいところに来た。
また、頼みたいことがあるんだが、今、ちょっといいか?

→話を聞く
アーデン
アーデン

おお、ありがとうよ。
北エリシア平原で、あんたに世話になったピピンの奴だが、あれからすぐに戻ってきたよ。
ピグリンの一匹でも倒して来るなんてあんたに豪語してたらしいがな。結局、収穫はゼロだ。
奴が言うには、北エリシア平原で、魔族を見かけたらしい。
魔族が必死に何者かを追っていてそれを間近に見たもんだから、もう完全にビビッちまったってわけだ。
あいつが追われたわけでも何でもないんだぜ?
魔族を見つけたら後を追い、目的を調べるのが「暁の兵団」だ。
そう言ってやったら、奴はすっかり落ち込んでたよ。
まあ、仕方ねえよな。アリシアの行方、あるいは「鍵」についての情報が掴めたかもしれねえんだ。
奴が見つけた、箱の中に入ってた黒い短剣は、今、王宮にいる学者の研究室で調査を進めている。
なかなか難航しているらしいがな。
箱を開けた時に短剣が炎に包まれたのは、あんたも見たよな?
あの炎の正体がまだ掴めていない。似たような報告が、過去にされてりゃ別なんだがな。
今のところ、未知の現象だ。
それでだ。あんたにはちょっと、港街マールケンに行ってもらいたいんだ。
情報屋のセシリアは覚えているよな?彼女に今、箱の経路についての情報を集めてもらってるところだ。
何か新しい動きがないか、様子を見てきてくれねえか?

→引き受ける
アーデン
アーデン

おお、そうか。やっぱりあんたは頼れるな。
港街マールケンへの行き方は分かるな?この広場の東にあるレーム荒野を抜け、北のモンケ・リーロ沼地を通るんだ。
難しいようなら、港街へは、駅馬車でも行けるから利用するといい。じゃあな、よろしく頼む!

(港街マールケンへ)

セシリア
セシリア

あれ!?あんたこんなとこで何してんの?
ああー、もしかしてさあ!あたしに会いたくなって来たわけ?

 うん
→アーデンに言われてね
セシリア
セシリア

なーんだ、やっぱりアーデン経由か。ちょっとガッカリ…。
フフ。なーんてね。知ってたよ、そんなこと。
そのうち、あたしのお願いも聞いてもらおっかなあー。
その時は、よろしくね。絶対だよ?
えーと…なんか怪しい木箱の件だよね?

→うん
 アーデンに言われてね
セシリア
セシリア

へえー!うそー!なんかうれしいなー!
だいたいあたしのとこに来る人ってさ、仕事の話ばっかなわけよ。
こんな奴知らねえか?とか、こういう物見かけなかったか?とか、そんなのばっかり。
はっきり言って、みんな、あたしより、あたしの情報が必要なわけよ。
つまんないでしょー?とーっても、寂しい気持ちになるわけよ。
でも、あんたは、純粋にあたしに会いに来てくれたんだよね?!仕事じゃなくて。
ね!?そうなんでしょう??だから嬉しいんだ。とってもね!

そう言いながら、セシリアはみるみる不機嫌そうな顔になる。

セシリア
セシリア

どう?こんだけしつこく喜ばれたら、さすがに話しにくくなった?
ったくさ…。あんたが、アーデンに頼まれて来たことぐらい知ってんの。
調子のいいこと、言っちゃって。ちょっと反省してよね?
あーあ。仕事ね、仕事。ちゃんと調べときましたよ。木箱でしょ?いわくつきの。それの出処よね?

セシリア
セシリア

いろいろ調べてたら、少し前に気になることがあったの。港でちょっとしたボヤ騒ぎがあってね。
今、一般船の寄港はないんだけど国内の物資は時々、小型の定期便が運んでるわけ。
その積荷を港に降ろして、積荷目録と照らし合わせてたら、荷物の一部から出火したんだって。
出火原因は不明。幸い、火はすぐ消し止められたの。
でも、どうも積荷の一つが騒ぎに紛れて無くなったらしいの。
何度、目録と照らし合わせてもやっぱりないんだって。
あたしが思うに、たぶん、それが探してる箱だと思うのよね。
で、さらにさらに!その木箱だけど、どうやら王宮宛ての荷物だったらしいんだ。
ちょっとびっくりでしょう?しかも差出人は無記名。
王宮宛の荷物の中に、物々しい黒い短剣…。
まあ、これって、ひじょーに、お金の臭いがするわけよ。
で、たぶん、誰かが売りさばこうとして盗んだんじゃないか。
それでさらに調べてみたら、同じ日に、一人の船員が消えてんのよ!もう、あやしーでしょう!?
フィデルって名前の若い船員。結構、問題児だったらしいんだけどね。どこを探しても彼が見つかんないわけ。
しかも、今じゃ木箱は見つかったわけじゃない?
いったい、盗んだ物も持たずにどこ消えちゃったのって。ますます謎は深まる…って感じよ。
とりあえず、こんなところかな。アーデンなら、なんかピンと来る話があるかもね。
伝えてみてくれる?
ふうー、なーんかバタバタ忙しいんだよなあ。
それじゃ、またね。よろしくー。

 

アーデン
アーデン

おう、あんたか。マールケンに行ってくれたんだな。
なんだって…?差出人不明の、王宮宛の荷物?あの木箱に入った黒い短剣がか!?
どういうことだ…。すっかり謎だらけだな…。
黒い短剣が金になると思って、船員の一人が盗んだ可能性がある。そいつは、今も行方不明…。
だが、ブツは見つかった…。しかも皮肉なことに、ブツは調査の目的で現在は元々の宛先である王宮にある。
学者の研究室ではあるがな…。
ふーむ。どうなってんだ…。
実は、こっちでも気になる情報があってな。
なんだか、顔面蒼白のずいぶん気味の悪い男を見たって情報がいくつか寄せられてるんだ。
そいつが、その船員かどうかはまだ分からんが…。
どうもそいつの目撃情報は、新しくなればなるほど、青白く、どんどん痩せ細っていく…。
ただ、船員が青白い顔ってのが引っ掛かるがな。
とにかくあんた、北エリシア平原に行って、その船員の手掛かりになるような物を探してきてくれねえか?
身元を確認できるものが見つかれば、箱を盗んだ犯人は特定できるかもしれねえ。
確か、ピピンが黒い短剣の入った木箱を見つけたのは、北エリシア平原の真ん中あたりだと言ってたな。
見つけた時は、興奮して草に足を取られて転倒したとか得意そうに言ってやがった…。
あんたなら、何か見つけられるかもしれねえ。よろしく頼む!

(北エリシア平原へ)

踏み荒らした跡がある…
傷んだ船員証を見つけた…フィデルの名前が書いてある。アーデンのところに戻ろう…

 

アーデン
アーデン

おう、あんたか。そうか、船員証が見つかったか。
となると、木箱を盗んだ犯人は、船員で確定って事だな…。
売りさばこうとして盗んだが、何らかの理由があって平原に隠したってことか…?
ピピンが目撃した魔族が関係しているかもしれねえが…。
うーむ、よくわかんねえな…。
例の気味の悪い青白い男も、足取りからみて、そのフィデルと同一人物のようにも思えるんだが…。
まだ断定するには、早すぎる…。
実は今、王宮いにる学者の助手が青白く痩せ細った男の目撃情報を元に、コッツ村の方へ捜索に出ている。
その青白く痩せ細った男が、もしも黒い短剣の入った木箱を盗んだ船員と同一人物だとしたら…。
木箱を開けた可能性がある…。王宮の研究室ではそう考えているらしい。
オーウェンという名の若い助手だ。コッツ村を越え、今は村の北にある、洞窟の方を探しに行ったらしい。
オーウェンを探し出し、話を聞いてきてくれねえか?何か、新しい情報があるかもしれねえ。
コッツ村は、歩いて行くには厳しい。冒険者協会員か、駅馬車マスターに頼むのが手っ取り早いぜ。
よろしく頼む!

(トリア洞窟へ)

オーウェン
学者
オーウェン

ああ、あなたは、暁の兵団に協力してる冒険者の方ですね?
はじめまして。私は、王宮の研究室に勤める助手のオーウェンと申します。
私は、例の船員の後を追って来たんです。
ですが彼の足取りを追ううちに、やはり例の青白く痩せた男と同一人物だと考えてほぼ間違いないと思っています。
火山の入り口でも、コッツ村でも、その男は目撃されているのですが…。
どうも彼の状態は、話に聞いてたより、かなりひどいことになっているらしい。
青白い…というよりも、ほとんど肌が緑色だったという証言もあるぐらいです。
実は、私の専門は、「呪い」です。過去の症例から見ても船員の陥った状況は、呪いが掛かった状況にかなり近い。
もしもそうだとすれば、彼はもっと痩せていくはずです。早く見つけなければ…。
私は、コッツ村を抜けて、この洞窟側を探しているのですが、もしかしたら、別の方角に向かったのかもしれません。
こちらの洞窟は私に任せて、あなたは別のルートを捜索してもらえませんか?
たしか、コッツ村を挟んで、西の方に森があったと思うのですが…。
何か手掛かりがつかめたら、アーデンさんに知らせてください。よろしくお願いします。

(ルッカ森東へ)

靴を引きずったような跡がある…
骸骨を見つけた…。
すぐ下には、上着が落ちていて、垂れた緑色の液体に変色している…
上着の内側には、微かにフィデルと書いてあるのが読めた
アーデンの所に戻ろう…

 

アーデン
アーデン

おお、あんたか!無事に戻ったんだな。
で、どうだった?

アーデンに報告する。ルッカの森で、フィデルの骸骨が見つかったこと
骸骨の下には、緑色の液体が垂れた形跡があったこと
そして王宮の研究室の助手オーウェンは、過去の症例から見て、これは「呪い」ではないかと推測していること…

アーデン
アーデン

嘘だろう…それは…本当なのか!?
フィデルがすでに骸骨とは…。
奴は王宮に宛てられた差出人不明の荷物、つまり、黒い短剣の入った木箱を盗んだんだよな?
それで途中で…

 魔族にやられた
→木箱を開けてしまった
 逃げるうちに疲れ果てた
アーデン
アーデン

ああ…。木箱を開けちまったんだ。そういうことだな…?
おそらく俺たちが見た時と同様に短剣は青白い炎を上げて燃えた…。
俺たちは炎を見るなり、木箱を閉めたが…。
もしかしたらフィデルの奴は…そこで何かをしちまったのかもしれねえ…。
そういうことだな。それで呪いに…。
信じたくはねえが…こいつは恐ろしい話だ…。
だが、待てよ?どういうことだよ、これは…?
元々、差出人不明の荷物が、王宮に宛てられたんだよな?
途中、チンピラ船員の野郎が、金になりそうだと睨んで、その箱を盗んじまった。
だとしたら、それは計算外の出来事だったということになる。
王宮に宛てた奴は、盗んだ船員を追うだろう…
それが、ピピンの奴が北エリシア平原で目撃した…

 モンスター
→魔族
 青白い男
アーデン
アーデン

そういうことだな。
王宮に呪われた短剣を送りつけたのは魔族、あるいは魔族に関係する何者かってことになる。
たまたまピピンの奴が木箱を発見し、あんたがそれを俺に届け、俺が王宮の学者にそいつを届けちまった。
あああ…。
つまり、当初の計画通り、呪われた短剣は王宮に送り込まれたってわけだ!
呪いの掛かった短剣をだ…!ちきしょう!俺はうまく片棒を担がされちまった!

アーデンの顔は真剣だ

アーデン
アーデン

こいつは…まずいぞ…。あの呪われた短剣を一刻も早く王宮から回収しねえと、本当にまずいぞ!!
あんたに礼を言うよ!ありがとうな!
何か分かり次第、また知らせる!

(20000BasePt/JobPt)

 

前:北の大地捜索!
後:魔王の気配

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