Ellicia 闇の勢力

*こちらはスマホゲーム「エリシアオンライン」のシナリオ文字起こし記事です。エリシアファンとして、通ってきた物語をいつでも見返せるよう残しているものであり、権利の侵害や中傷など、ゲームに対する悪意は微塵もございません。ただのファンブログとして見ていただければと思います。
*また、前述の通り、当記事はシナリオ・クエストで起こるイベントや登場人物のセリフなど、ほとんどを記録しています。未プレイの方は閲覧をご遠慮いただきたく思います。まずはご自身でプレイをお楽しみいただくことを強くお勧めいたします。

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闇の勢力

暁の兵団の団員を助け、ある品物の調査をする

前:依頼主のない依頼
後:謎の髪飾り

 

アーデン
アーデン

よお、あんたか。この前のティモスの件が、まだいろいろと引っ掛かっててな。
アルフレドとも話したが、奴にとっても、今回の件はまったく予想外だったようだ。
ティモスを怪しんではいたようだが…まさか「鍵」の在り処まで掴んでいようとはな。
アルフレドにしては珍しく落ち着かねえ顔をしていたよ。
とにかく一番重要な点は、ティモスが暁の兵団よりも先に「鍵」の情報を握っていたことだ。
これは、誰かが背後にいると考えてまず間違いねえ。
それが個人なのか組織なのかは、まだ不明だ。
そしてなぜか、奴は「鍵」の情報をわざわざ我々に分かるように仕向けてきた。
その目的がわからねえのが、どうにも不気味でな。
時間を掛けてでも、ティモスと関わりを持つ人物たちを、徹底的に洗う必要がありそうだ。
今、アルフレドの方で、ティモスが王宮にいた頃の記録を調べているところだ。
俺はセシリアを使ってティモスを見張らせている。ティモスに何か動きがあれば尾行するよう言ってあるんだが…。
セシリアが一人じゃ回らないと言うからピピンを送り込んでやったんだがな。
ああ、あんた、ピピンを覚えてるよな?
まだ若いが、調査力にえらく自信を持つ見習いのアイツだ。
奴ら、問題なくやってるといいんだが…。
まあ、セシリアの性格を考えたら、あまり期待はできねえな。
あんた、悪いがちょっとマールケンまで行ってもらえねえか?あいつらの様子を見てきてほしいんだ。

→セシリアたちに会う
アーデン
アーデン

そうか。それじゃあ、よろしく頼む。
何か新しい情報が入ったら、俺に報告してくれ。頼んだぞ。

 

セシリア
セシリア

ああ、あんたか。調子はどう?こっちは相変わらず、バタバタしてるよ。
忙しいって言ってんのに、アーデンが使えない奴を送りこんで来てさあ。
ピピンだよ。あんたも知ってるでしょう?ほんと何とかしてほしいのよねえ。
あたしにあいつの教育係でもやらせるつもりなの?アーデンは。
悪いけど、そんなの絶対ゴメンだよ。面倒くさいし。足手まといだし。
ピピンの奴さあ、調査には絶対の自信があります!なんで生意気なこと言ってんだけどね。
ろくに戦えないんだよ?何なのその自信は?
しかもさあ。父親譲りの荷物だとか言って変な箱とかいろいろ持ち歩いてさ。
戦えもしないくせに、そんな大荷物抱えて、調査中にもしモンスターに襲われたらどうすんだよ?って話だよ。
で、案の定、音信不通になっちゃったってわけ。
ほんともう、最悪だよね。あいつ、ティモスを尾行してモンケ・リーロの方に向かったんだけどね。
ティモスはもう帰ってきてんのよ。でもピピンはまだ。しかも、何の連絡もなし。
はーあ。あいつ、まだ生きてるのかなあ。
あたしなんか、昔はもっとひどい場所に行かされたんだけどさ、アーデンに。何とか自力で帰ってきたもんだよ!
はあ…。ま、いいや。その話は長くなるから、いずれまたってことで。あいつ、ほんと手が掛かるなあ。
ねえ、あんたさ。悪いんだけど、モンケ・リーロまで行って、ピピンを探し出してきてくれないかな?

→モンケ・リーロへ行く
セシリア
セシリア

あ、ほんとに!?よかったー、助かるよ。
じゃあ、モンケ・リーロで、とりあえずピピンを探してもらえる?何か分かったら、あたしに知らせて。
よろしくね!

 

(モンケ・リーロ沼地)

ピピン
ピピン

うう…、ううう…!はっ…!?ああ、あなたでしたか…!
ふうー…、びっくりしたー!よかったー…来てくれたんですね!
ティモスの尾行をしていたんです。そしたら…!あああ、す、すみません!
今は詳しく説明している時間的な余裕がないんです!
これを見てください!僕の身体は、少しずつ固まっているんです!

ピピンの足は、地面に同化するかのように石化していた…!

ピピン
ピピン

ティモスを追ってたら、どういうわけか僕は、コカトリスに追われて。
無我夢中で逃げまどっていた途中どこかで「薬品箱」を落としてしまったんです!
父親から譲り受けた木製の薬品箱です。
もう必死だったから、どこで落としたのか、場所はよく覚えていません…!
でも、植物が異常な背丈に伸びているのを見ました…。
ええ…きっと、あの辺りだ…!葉や、いろんな植物が背丈よりもずっと高くて…!
僕が落としたその薬品箱の中に、魔法薬が入っているんです。今は、あの薬だけがわずかな望みです。
お願いです。僕が落としてしまった木製の「薬品箱」を探してきてもらえませんか?
あなただけが頼りなんです。お願いします!

(沼地の奥)
古い木箱が、半分土に埋まっている。壊れかけているが…
これは、ピピンの薬品箱だ…!急いでピピンに届けよう!

ピピン
ピピン

ああ…よかったー!本当に助かりました…!
もうかなり上の方まで固まってきてて…。ああ、大丈夫だ。まだ手は動きます。

ピピンはすでに両足だけではなく、腹部の辺りまで石化が進んでいた…
ピピンに薬品箱を渡すと、彼は慌てて何か液体の入った容器を取り出した…

ピピン
ピピン

すみません。この藍色の液体の中にこの瓶の朱色の粉末を注いでもらいたいんです。

ピピンの指示に従い、瓶の中の朱色の粉末を藍色の液体に注いでいった。少しずつ、慎重に…

ピピン
ピピン

ええ…。そうです。そう…ゆっくりと…。慎重にお願いします…!

藍色の液体の中に、朱色の粉末が混じると、液体に微かな渦が生まれた
その渦は、不思議と止まることなく回り続けている。どんどん早く…やがて、波打つほどに…!
ピピンが眉を寄せ、その液体を一気に口の中に流し込んだ

ピピン
ピピン

ううう…!や、焼けそうです…!!ううううう…!!!

ピピンは苦しそうに顔を歪め、両手を喉元に当てた…

ピピン
ピピン

ハァ…ハァ…ああ、苦しい…。喉が焼けるように熱い…!
ハァ、ハァ…でも、大丈夫です。もうしばらくすれば、薬が効いてくるはずです。
ハァ…ハァ…。ハァ…ハァ…ふぅー…。
ありがとうございました。この魔法薬、どうやら効き目があったようです。
ふう…ふうー…。

ピピンは大量の汗をかいているが、苦しみはかなり和らいだようだ…

ピピン
ピピン

あと数日で食料も尽きるとこでした。
もしもあなたが現れなければ、僕はここで確実に死んでいたと思います…。

ピピンは、よほど怖かったのだろう…話しながら、思わず涙が流れていた
やはり、まだ少年ぽさが残っている…

ピピン
ピピン

ああ、すみません。ほんとに死ぬかと思ったんです…。
フフフ、それにしても、あなたにはいつも助けられてばかりですね。ふぅ…。
まったく、ひどいのはセシリアさんだ!
もしあなたが現れなかったら、彼女が僕を探しに来てくれたんでしょうか!?
いや、たぶん…それはないな。うう…考えただけでゾッとしますよ。まったく…!
僕は…石化しながら、実は今「暁の兵団」が抱えている様々な問題を頭の中で整理していたんです。
冷静に考えれば、かなり変ですよね。死に掛けているときに考えることじゃないですよね?
でも、そうでもしてないと、石化する恐怖に押しつぶされそうだったんです。
ふう…。まあ、とにかく頭はすっきりしました。
僕がいろいろと考えていたことを聞いてもらえますか?
さかのぼっていくとですね、まず、アリシアさんの失踪事件がありました。
暁の兵団員であるアリシアさんは、現在も行方不明のままです。この件に関しては犯人も明らかです。
あなたが倒したんでしたよね?覚えてますか?

→魔族のレフェル
ピピン
ピピン

そうです!レフェルです!ガルギスに指示を出していたあのイヤらしい魔族です!
奴は「鍵」の発見をアリシアさんに先を越され、その後アリシアさんをしつこく追い回し続けていたんです。
そしてとうとう彼女を捕らえ、誰にも分からない、見知らぬ場所へと飛ばして隠してしまった。
本当に卑劣な奴です。飛ばした場所を「異界」だと、レフェルは最後に告げましたが、「異界」とは何か?
どこのことを指すのか?それについては未だに不明です。
問題の「鍵」についても、今のところ謎だらけです。
どうやら「鍵」は、幾つもの石の欠片になって、世界中に散らばってしまっているらしい。
それらの石の欠片は、一つの特徴でくくることはできません。
仄かに光を放つ「光る石」もあれば、「暗闇の石」もあります。
おそらく、他の特性を持つ石もあるに違いないと僕は予想しています。
ですが、共通しているのは、「鍵」の欠片の石たちは、併せていくと一体化していくということです。
その瞬間を僕は見たことがないのですが…とても不思議な現象が起こるそうですね?

→強い光を放つ
ピピン
ピピン

強い光を放ちながら、石の欠片は結合していくと、僕は聞きました。
これらが完成したとき、いったい何の「鍵」になるのか?その「鍵」で、どこの何を開けるのか?
この「鍵」となる石の欠片が、あといくつ世界に散らばっているのか?
「鍵」の行方を必死に追っている魔族が、すでにいくつ所有しているのか?
そのあたりは、依然として謎のまま残されています。
暁の兵団としては、魔族の他にもこの「鍵」を狙っている第三の勢力はあるのか?
それも非常に気になるところです。
そして、最後に現れたのが、「呪われた短剣」です。
この「呪い」についても、「鍵」と同様、様々な謎を残しています。
「呪い」の正体は何なのか?それは誰の「呪い」なのか?
この「呪い」は、凄まじい威力があることが、すでに判明しました。
あなたもこの「呪い」にかけられた人を知っていますよね?
確かマールケンによく出入りしていた船員の人だったはずです。
確か…名前は…そうです、そうです。フィデルという名前でしたよね。
あの人がどうなってしまったのかあなたは目撃したんですよね?

→骸骨になっていた
ピピン
ピピン

ええ…聞きました。そうなんですよね…。無残な骸骨に…。
あんな物を間近に見て…。さらに、あなたはその後また骸骨の周辺を捜索しに行ったらしいですね…。
すごい精神力です。それにしても、「骸骨」とはまったく惨たらしい話ですよね…。
彼は王宮宛の「木箱」がお金になると思い、盗んだと聞きました。
その結果が「骸骨」とは、あまりにも大きな代償ですよね…。
魔族が漏らした話によると、世界にはまだまだこの種の「呪い」のアイテムが数多く存在するそうですね。
暁の兵団は、その数と行方についても現在調査中です。
僕は魔族の漏らした「闇の力によって呪われた」という言葉が謎の核心がと思っているんです。
「闇の力」…。
この言葉の意味するところが分かればいろんな謎が解明できると思うんです。
これは、あくまでも僕の直感ですがね…。
ああ…!ようやく足の感覚が戻ってきましたよ!ああ…よかったー…!
まだ少しシビれますが、これも時間とともに回復していくはずです。
あなたには、本当に何度お礼を言っても、足りないぐらいです。ありがとうございました。
ところで、あの…。そう言いつつも、さらにあつかましいお願いがあるんですけど…。
もう一つだけ、お願いしてもよろしいでしょうか?
僕が薬品箱を落としたのは、コカトリスのせいなんです!
あいつに追われたことが原因で僕は…。まさに、文字通り死にかけたんです!
この復讐は絶対にしてやりたい!と思っているんですが…とてもじゃないけど、僕にはできません…。
戦えませんから…。あなたはご存知でしたよね…?僕の弱さを…。
口惜しいけど、あんな奴、僕には倒せません。でも、あいつがまた現れたんじゃ、調査もできない…。
お願いです。あのモンスター、あいつをあなたに倒してもらいたいんです。
お願いできないでしょうか?

→討伐する
ピピン
ピピン

そうですか!ありがとうございます!
でも、奴はかなり手強いと思いますよ…。あなたといえども、苦戦を強いられるかもしれません。
いえ、でも僕は信じています。あなたなら、必ず勝てるはずです!

 

(バトルフィールドへ。コカトリスを倒す)

ピピン
ピピン

ああ、やった!!!やりましたね!!本当にありがとうございます!
ああ…それにしても、よくあんな奴を倒せますね…。
もう、僕には驚きですよ…!これで、もう少しここで調査を続けられそうです。
セシリアさんに聞いてると思いますけど、僕はここでティモスを尾行していたんです。
コカトリスに追われたり、下半身が石化したり、今回は散々な目にあいました。
でも、よくよく考えてみれば、ティモス僕の尾行に気づいていたのかもしれません。
それで、あのコカトリスが現れたのだとしたら…。僕の足が固まってしまったのだとしたら…。
いや、これはただの偶然だとは到底思えないんです。
やはり、彼は…ティモスには、僕たちが知りえない何かを隠していると思えてならないんです。
もちろん、あくまでも僕の推測ですが…。
彼は僕の尾行に気づき、僕を動けなくした。もしそうだとしたら、あの後…。

 誰かと会った
→知られたくない場所に行った
ピピン
ピピン

ええ。そうですね…。僕らに知られたくない場所に行ったというのは十分考えられますね。
場所を知られたくないのか、それとも会っていた人物を知られたくないのか…。

→誰かと会った
 知られたくない場所に行った
ピピン
ピピン

ええ。僕もその可能性が高いと思うんです。僕たちに知られたくない誰かと…。

ピピン
ピピン

とりあえず、セシリアさんに、今回のことを報告してください。
僕はもう少しここに残って調査を続けてみようと思います。
ティモスがこの周辺で誰と会っていたのか。どこへ向かおうとしていたのかを調べてみたいんです…。
僕はティモスについては、調べれば必ず何か腑に落ちない点が出てくるはずだと思っているんです。
彼は怪しいですよ…。それが、僕が出した結論です。
今回は、本当にありがとうございました。では、また!

 

セシリア
セシリア

ああ、あんた、戻ったんだね。ええ!?ピピンの奴、石にされてたの?カチンコチンの!?
ああ…。なんだ。全身じゃなく、足までか…。でも、大変だったね。
ティモスを尾行しててか…。それは絶対にあいつの仕業だね。決まってるじゃない。
ティモスの奴、尾行されるのが相当気に入らなかったのよ。
ふーむ。わかんないな…。いったい、誰と会ってたんだろうね…。会って、何をしてたんだろうね…。
アイツ…。昼間は動かないくせに、夜行性かよ…!
そっかあ。…うん、わかった。いろいろ、ありがとうね。
ピピンの奴、もう少しここに置いて様子を見てやるってアーデンに伝えて。
じゃあね!

 

アーデン
アーデン

ああ、あんたか。…うーむ。なるほどな。
また随分、いろいろあったんだな。あんたには感謝するよ。
しかし、ティモスのやつ、なかなか尻尾をつかまさねえな…。
この段階で強引に捕まえてきても奴はどうとでも言い逃れするだろう…。
ま、セシリアがピピンを鍛えてくれる気になったのは、いいことだな。安心したよ。

次に入る情報に期待しよう。じゃあな。ありがとうよ!

(47000BasePt/37000JobPt)

 

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